5月31日新入荷商品本日はチェレスチーノ・ピヤッチ「しあわせなふくろう」マーク・シーモント「てのりノネズミ」などちょっと珍しい絵本入っております。他にもオズボーンコレクションの復刻絵本が3冊、ウィリアム・モリス展図録(1989年)読み物では「無意識の形成物」ラカン「詩におけるルネ・シャール」ポール・ヴェーヌ「なしくずしの死」セリーヌなども入っております。31May2016入荷情報
「きいたぞきいたぞ」小沢良吉 Ozawa Ryokichi小沢良吉さんは「ねこシリーズ」をはじめとして動物たちの出てくる絵本を数多く作っています。昨日の新入荷商品で古いペーパーバック版のこどものともが幾つか入荷したのですが、その中で小沢良吉さんの「きいたぞきいたぞ」「おかあさんとおつかい」が入ってきました。「きいたぞきいたぞ」はどんなお話かというと、足の早いウサギが何かを聞きつけて、野原に集まっている犬や猫など色々な動物たち、虫たちの間を走り抜けていきます。何を聞きつけたのかと動物たちはウサギの後をみんなで追って、追って、追って、ようやく教えてもらったところ、なんと、ネズミの赤ちゃんが無事に生まれた、とのこと。みんなでそれは良かった、良かった、とぞろぞろとまた帰っていくのです。シンプルな線...31May2016news日々の絵本
5月30日新入荷商品本日はこどものとものペーパーバック版絵本が入っております。ちょっと珍しい物もございます。「おかあさんとおつかい」小沢良吉「きいたぞきいたぞ」小沢良吉「まっかっかなむすめが まどからのぞいている」正田壤「たろうとはなこ」大道あや「ねこのごんごん」大道あや「わらべうた」まじませつこ「えんにち」五十嵐豊子などなどです。また最近では滅多に見ないセンダックが挿絵を描いたマインダート・ディヤングの「いぬがやってきた」が入荷しました。函なしではございますが、お探しの方もおられたかと思います。この機会に如何でしょうか。読み物では須賀敦子、エズラ・パウンドなども入っております。それではどうぞ宜しくお願い致します。30May2016入荷情報
「かいぶつマックとまほうのかさ」クェンティン・ブレイク Quentin Blakeかいぶつのマックと、幼い男の子ジョンは大の仲良しでいつも一緒にいます。そんなマックとジョンの、誕生日のお話、水遊びのお話、動物園のお話、どれも短いお話ですが、三つのお話がこの絵本の中には入っています。写真でこの「かいぶつマックとまほうのかさ」を見た方はすぐに、絵を描いているのがクェンティン・ブレイクだと気付くのではないでしょうか。日本でもその作品は数多く手にすることが出来ます。代表作は何でしょうか。。。ロアルド・ダールとの仕事か、それともケイト・グリーナウェイ賞を受賞した「マグノアリアおじさんか」それともマイケル・ローゼンとの傑作絵本「悲しい本」でしょうか。ひと目でそれとわかる彼の遊ぶような線と色彩が、この絵本の愉快なお話にはぴった...30May2016news日々の絵本
6/4からCafe Roof Okurayamaにて中欧で買い付けた絵本を販売しますいつも当店のサイト及びinstagramを見て頂いてありがとうございます。先日ハンガリー、チェコ、オーストリアで買い付けてきた本のご紹介が遅くなってしまっており申し訳ございません。この本たちの紹介なのですが、当店の本を常設で置いて頂いている大倉山のカフェRoofさんの棚にて6月4日(土)よりその一部を並べさせて頂きます。Roofさんで置かせて頂いている本は、大体二ヶ月ほどで全て入れ替えをする予定でしたので、今回は買い付けてきた本を中心に並べさせて頂く予定です。ハンガリー、チェコ、オーストリアの暖かみのある印刷や紙の感触を感じられる可愛らしくも美しい古い絵本を、Roofさんの雰囲気に合わせて選んで持って行きます。有名な作家さんで言えば...28May2016newsイベント
「戦火のなかの子どもたち」いわさきちひろ Iwasaki Chihiro今日はついさっきまで、別の絵本の紹介を書いていたのですが、思うところがあり変更して、こちらの絵本をご紹介します。いわさきちひろさんの「戦火のなかのこどもたち」です。反戦絵本はたくさんあります。その悲惨さを伝えることはとても大事なことだと思います。しかしいわさきちひろさんの絵本は、戦争の悲惨さが前面に出ている絵本ではありません。描かれるのは、友達の声や、断片的な思い出、まるで詩のような。青春時代を大戦のさなかに過ごし、自身も空襲を体験したいわさきさんは、この絵本のあとがきにこう書いています。「戦場にいかなくても戦火のなかでこどもたちがどうしているのか、どうなってしまうのかよくわかるのです。子どもは、そのあどけない瞳やくちびるやその心ま...27May2016news日々の絵本
「A Child's Garden of Verses」R.L.Stevenson Alice & Martin Provensen新入荷商品の中から本日ご紹介する絵本は、アリス&マーティン・プロヴェンセンの「A Child’s Garden of Verses」です。これはスティーヴンソンの「子どもの詩の園」にプロヴェンセン夫妻が絵を付けた絵本ですね。このスティーヴンソンの子どものための詩集については、和田誠さんの「旅」をご紹介した時に少しお話しました。この「旅(Travel)」も勿論今回の絵本の中に収録されております。アリス&マーティン・プロヴェンセンは日本でも幾つも絵本が翻訳され出版されています。「かえでがおか農場のいちねん」や「動物げきじょう」が有名でしょうか。本国アメリカでもとても評価され人気のある作家で、リトルゴールデンブックでの作品はじめ、多くの作...26May2016news日々の絵本
5月26日新入荷商品本日はアリス&マーティンプロヴェンセンの絵本や、ナンシー・エコーム・バーカートのナイチンゲールなどの絵本、読み物では堀江敏幸さん、森銑三の本の本、吉本隆明の大西巨人や寺山修司との対談本なども入っております。「A Child's GARDEN of VERSES」R.L.Stevenson's Alice & Martin Provensen「ふわふわあひるのこ」ジェーン・ワーナー・ワトソン 文 アリス&マーティン・プロベンセン「THE NIGHTINGALE」NANCY EKHOLM BURKERT「ブタとタコのダンス」長新太「かいぶつマックとまほうのかさ」エレン・ブランス/アン・クック 文 クエンティン・ブレイク 絵「異端...26May2016入荷情報
「ガドルフの百合」宮沢賢治 作 ささめやゆき 絵 Miyazawa Kenji Sasameya Yukiささめやゆきさんによる宮沢賢治の絵本「ガドルフの百合」不思議に凛としたタイトルと、ささめやさんの美しい表紙が印象的な絵本です。宮沢賢治の絵本というと幅広い年齢に親しまれるものだと思いますが、これは完全に大人向けの作品だと思われます。(しかしこうした決め付けは良くないことかもしれません)「ガドルフの百合」がどんなお話か知っている人は、あまりいないのではないでしょうか。宮沢賢治の作品の中ではあまり有名なほうではないかもしれません。ひとりの旅人ガドルフが、誰もいない道を歩いています。次の街は見えませんし、木々が並んでいるだけです。すると段々と雲行きが怪しくなり、雨が降り出します。たちまち嵐となり、ガドルフは道の脇の空き家に逃げ込みます。稲...25May2016news日々の絵本Blog文学
5月24日新入荷商品本日はスズキコージさん、ミロスラフ・サセックの絵本など入っております。「This is〜」シリースの日本語復刻版(2015年発売の)NY、ヴェニス、パリ。スズキコージさんの「サルビルサ」は自身でも気に入っているナンセンス絵本とも言っておりました。また木島始さんが文を書いているスズキコージさんによる「うらしまたろう」も入っております。ほかにもささめやゆきさん、センダックなども入っております。読み物では「葉書でドナルド・エヴァンスに」平出隆「星界からの報告」池澤夏樹「1934年」A・モラヴィア「無関心な人びと」A・モラヴィア「ドストエフスキイ前期短篇集」なども。映画関係書籍として「タルコフスキー」ミシェル・エスティーヴ「映画を見に行く普...24May2016入荷情報
「わたしのロバと王女」オードリー・フォンドゥカヴ Audrey Fondecaveオードリー・フォンドゥカヴの絵本は以前にも「グランデール」をご紹介しました。その時はお話の作者であったポール・エリュアールを中心にお話をしましたので、絵を描いているオードリー・フォンドゥカヴにはあまり触れられなかったかもしれません。こちらの絵本「わたしのロバと王女」は映画にもなっているので知っている方も多いかと思いますが、ペローの童話のひとつ「ロバと王女」が元なっています。この童話をフォンドゥカヴが物語を創りなおす形で絵本にしたものが、この絵本なのです。前半はそのペローの童話とほとんど同じなのですが、後半にノアの箱舟の物語を下敷きにしたようなお話が挿入されていて、王子と王女は、海の上で出会い、そこで物語は終わります。フォンドゥカヴの...23May2016news日々の絵本
5月23日新入荷商品本日は絵本、読み物とバランスよく入っております。絵本では以前も紹介したオードリー・フォンドゥカヴの「わたしのロバと王女」マーク・シーモントとルース・クラウスの「さかさんぼの日」武井武雄の「ハンプティ・ダンプティの本」nakabanの「みずいろのぞう」など色々と入っております。読み物ではトーベ・ヤンソンコレクションより3冊。「軽い手荷物の旅」「石の原野」「フェアプレイ」他にも「容疑者の夜行列車」多和田葉子「自分だけの部屋」ヴァージニア・ウルフ「文芸書簡」リルケ ホーフマンスタール芸術書では「絵画は二度死ぬ、あるいは死なない」シリーズの「Cy Twombly」「Brice Marden」「水の音楽」青柳いずみこどうぞオンラインストアの方...23May2016入荷情報