「THE GOLDEN BUNNY」Margaret Wise Brown Leonard Weisardマーガレット・ワイズ・ブラウンとレナード・ワイスガードのコンビのウサギの絵本、と言ったら「きんのたまごのほん」がよく知られているかと思います。大判の絵本で、お話にちなみ卵の形の枠の中で物語が描かれています。その構成だけでもう見ていて嬉しくなるのですが、お話も大変可愛らしく、ひとりぼっちのウサギが、見つけた卵の中にどんな生き物がいるのかと思いを巡らせ、なかなか出てこない卵を割ろうと飛び乗ったり転がしたり、やがて疲れて眠ってしまいます。その時、卵からピシリパチパチ!と音がして…中から小さな黄色いアヒルが出てきます。ずっとひとりぼっちで暗い卵の中にいたアヒルは、今度はそこで眠っているウサギを起こそうと飛び乗ったり転がしたりして…。全てのペ...30Apr2020news日々の絵本
4月30日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はブライアン・ワイルドスミス、エド・エンバリー、イエラ・マリなどの洋書絵本から日本語の絵本ではフリッツ・バウムガルテン、ワイスガード、バーナデット・ワッツなどを。読み物でも、戦後日本文学の巨人、小島信夫の本なども更新しております。ワイルド・スミスの絵本は古い刷のものが入ってくるのは当店でもそんなに多くないと思うので、オススメです。ご覧いただけたら嬉しく思います。30Apr2020入荷情報
「あの人が歌うのをきいたことがない」堀込高樹 作 福田利之 絵こちらは、昨日入荷情報でもお知らせさせて頂いた、KIRINJIの堀込高樹さんがお話を手掛け、イラストレーターの福田利之さんが描いた「あの人が歌うのをきいたことがない」です。「あの人が歌うのをきいたことがない」タイトルにもなっている、こんな文章からこの絵本ははじまります。あの人は歌っているのかな、誰に聞かせることもなく、ひとりで。あの人が歌っている、歌っているのをきいた気がしたけれど、それは雨、風、虫の声で、気の所為だった。まだきいたことがない、あの人の歌声。語り手はぼんやりと、けれど切実に、あの人の「歌をきくこと」を求めています。この、歌うのをきく、と言う言葉に隠されているのは、心を通わせること、理解すること、その人をもっとよく知る...28Apr2020news日々の絵本Blog
4月28日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はアメリカ、イギリスの洋書絵本の有名どころを色々と更新しております。アリス・プロヴェンセン、キーツ、エリック・カール、カーラ・カスキン、マーク・シーモント、コールデコットなどなど。他にもこどものための美術の本や(フランス語)日本語の絵本も更新しておりますので、どうぞご覧ください。28Apr2020入荷情報
4月27日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日は新刊商品/新品商品を更新しております。まずは今月発売したKIRINJI/キリンジの堀込高樹さんが文章を書き、福田利之さんが絵を描いた絵本「あの人が歌うのをきいたことがない」(CD付き特別版/絵本のみの通常版ともに)が当店にも入荷しました!この絵本は888ブックスという東京の小さな出版社から発売されたものなのですが、この新刊にあわせて、888ブックス、そして888ブックスと関係の深いハモニカブックスの既刊本も入荷させて頂きました。宇野亜喜良さんの復刻本(サイン入り)、長崎訓子さんのコラージュブック、松林誠さん、ワイズベッカーの作品集などなど入荷しております。またこちらは888ブックスではないのです...27Apr2020入荷情報
4月26日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はまたポーランドの絵本を中心に更新しております。くすんだ色彩の独特なイラストレーション文化。まだ見ぬポーランドの絵本をぜひご覧ください。他にもアメリカのダーロフ・イプカーや堀内誠一、読み物でも平出隆や北村太郎なども更新しております。どうぞご覧ください。25Apr2020入荷情報
4月25日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はジュリエット・キープス、ジャニナ・ドマンスカなどのアメリカヴィンテージ絵本、チェコの絵本作家のなかでも一際特異な作家エヴァ・べドナージョヴァー、そしてピーター・ラビットのビアトリクス・ポター、など更新致しました。ポターのピーター・ラビットは装丁などから1960年頃の刷と思われます。沢山刷られている絵本なので、稀少、というわけではないのですが手に入りやすい、名作の古い刷と言うのは何だか魅力的に思えますが如何でしょうか。どうぞご覧ください。24Apr2020入荷情報
「ジョン」早助よう子皆さんもご存知の、アメリカ文学の翻訳家、柴田元幸さん。柴田さんは責任編集と言う形で、MONKEY(旧: MONKEY BUSINESS)と言う雑誌を作られていますが、その雑誌で柴田さんに激賞され誌上でデビュー(2011年)を果たしたのがこの「ジョン」の作者、早助よう子さんです。早助さんはデビュー後は「MONKEY/monkey business」「すばる」「文學界」などの文芸誌で幾つか作品を発表しましたが、しかし自身の単著としての本は出版はされていませんでした。この本は昨年2019年に、早助さん自身が自費出版という形で出した作品集です。自分がこの本を初めて読んだ時には、何故この作家が、大手出版社からではなく、自費出版という形でしか単...24Apr2020news文学
4月24日新入荷商品本日はポーランドを代表する絵本作家のひとり、ヤーヌシ・グラビアンスキーの、ポーランドで買い付けてきていた絵本、日本語版の絶版絵本など、更新しております。グラビアンスキーは世界各国で翻訳が出ているので、グラビアンスキーのことは知っていても、何処の国の作家だったのか知らない人も多いのではないでしょうか。他にも日本語の絵本では阿部海太さんの「みずのこどもたち」と、その「みずのこどもたち」のスピンオフ冊子「All Seeing Eye」(200部限定)なども入っております。この冊子の最終ページに描かれた月は、阿部さんが筆入して色を付けている、特別な一冊です。「みずのこどもたち」は現在古本でのご用意はありますが、新品商品もお取り寄せ可能ですの...24Apr2020入荷情報
「BAGGAGE」S.Marshak Vladimir Lebedev所謂今で言う「デザイン」の感覚、絵本において言えばその起源はやはりこの時代のロシアの絵本にあるのだと思います。こちらはウラジミール・レーベジェフ(レーベデフ)とサムイル・マルシャークによる、ロシア絵本の黄金時代(1920年代)を彩る1冊、英語復刻版の「BAGGAGE」です。初版は1926年。こちらはTATEから出版された2013年のイギリス版(ハードカバー)です。レーベジェフは1920年代を中心にマルシャークとともに幾つもの傑作絵本を生み出した、この1920’sのロシア・アヴァンギャルドを代表するアーティストの一人です。サムイル・マルシャークは日本でも多くの作品が翻訳されているので、読んだことのある人も多いかと思います。20世紀のロ...23Apr2020news日々の絵本
「おひさまの贈りもの」垣内磯子 詩 スズキコージ 絵娘の話は生きの良い夢やはつらつとした希望で泡立っていてまったく注ぎたてのサイダーのようだ垣内磯子「青春」(部分抜粋)なんだか最近詩ばかり読んでいる気がします。新刊の、詩を紹介する本や(「のどがかわいた」大阿久佳乃)、詩人/児童文学作家のエッセイ(「惑星」片山令子)など読んでいたからかも知れません。この二冊は素晴らしい本なので、詳しい紹介はまた今度させて頂きたいのですが(すでに耳の早い方からはご注文を頂いております。先に読んでから当店の紹介を読んで頂くのも良いかも知れませんよ…)、今日はこちら。「おひさまの贈りもの」垣内磯子さんの詩と、スズキコージさんの絵による詩画集ですね。入荷した時にパラパラとめくったら、うわあ、良いなあ、と感じる...22Apr2020news日々の絵本Blog
4月22日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はポーランド絵本を更新しております。昨年買い付けに行った際のものも、まだまだオンラインストアに上げていなかった在庫があったのですが、止まってしまっていたので、今週はまた少し、上げていこうと思っております。おそらく日本に初めて渡って来た絵本というのもあるのではないかと思います。日本では滅多に見ることが出来ないものばかりなので、ぜひご覧ください。他にも日本語の絵本でもムラースコヴァーの「ぼくのくまくんフローラ」など珍しい絶版絵本なども更新しております。22Apr2020入荷情報