「snehova hvezdicka」Kveta Pacovskaこちらは先日入荷しましたクヴィエタ・パツォウスカーの絵本「snehova hvezdicka」です。パツォウスカーは1928年生まれのプラハ出身の絵本作家です。国際的な評価も高く「小さなノーベル賞」とも呼ばれている国際アンデルセン賞画家賞も1992年に受賞しています。日本でも度々展覧会が開催されておりますので、好きな方も多いのではないでしょうか。個人的にはクヴィエタ・パツォウスカーは、その絵の芸術的な側面が、現代の絵本作家の中でも最も評価され、受け入れられている作家のひとりだと思っております。こちらの絵本は最初に出版されたのが1966年(当店在庫商品は1976年版)ですので、まだ彼女の初期の方の作品ですね。所謂パツォウスカーの「絵」...30Jun2017news日々の絵本
「Die Sterntaler」Stepan Zavrelこの絵本の作者ステパン・ザブレルはチェコ、プラハ出身の絵本作家です。彼はプラハのフィルムアカデミーで学んだ後に、イジー・トゥルンカの人形アニメーションの制作助手の仕事につき、そのキャリアをスタートさせました。その後、ローマ、ミュンヘンなどで美術アカデミーに通い、ロンドンではアニメスタジオの制作部長も務めたそうです。子どものための本の挿絵、絵本も幾つも制作し、日本でも何冊かは翻訳で読むことが出来ますね。こちらの絵本「Die Sterntaler」はグリム童話の、日本では「星の銀貨」として知られているものです。このお話は皆さんは知っているでしょうか。貧しい女の子がいました。もう、両親も亡くなり、ひとりぼっち、住むところもない、あるものは...28Jun2017news日々の絵本
「Konig Lowes Hochzeitsschmaus」Sibylle von Olfers1881年ドイツ生まれの絵本作家ジビュレ・フォン・オルファースは、10冊に満たない、数少ない作品だけを残し35歳の若さで夭折してしまったのですが、その作品はドイツ、日本を始め、100年経った今でさえ、多くの人に愛されています。こちらの絵本はまだ日本語未翻訳の絵本「Konig Lowes Hochzeitsschmaus」(直訳で「ライオンの王さまの結婚披露宴」という意味だそうです)の最初の出版は1912年、彼女の作品の中でも最後の方の作品です。日本でよく知られている「ねっこぼっこ/根っこのこどもたち目を覚ます」は1906年、「森のおひめさま」は1909年の作品です。この「Konig Lowes Hochzeitsschmaus」のお...27Jun2017news日々の絵本
6月27日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はイジー・トゥルンカ、バーナデット・ワッツの洋書絵本など入っております!他では東逸子さんの署名入り「マザーグースファンタジー」や「東欧絵本の世界展 図録」が、芸術書では港千尋さんの「文字の母たち」「古賀春江の全貌 図録」なども入っております。是非ご覧ください。27Jun2017入荷情報
「せかいいちおいしいスープ」マーシャ・ブラウン先日お客様からお譲り頂いた本の中にマーシャ・ブラウンの「せかい1おいしいスープ」というタイトルの絵本がありました。マーシャ・ブラウンが好きな方はすぐに気付かれたかもしれませんが、この絵本は現行版は「せかいいちおいしいスープ」というタイトルで出されているんですね。以前の旧版はペンギン社の渡辺茂男さん訳、現在のものは岩波書店で小宮由さん訳です。判型も少しだけ異なっていて、以前の版のもののほうがほんの少しだけ大きいですね。こうした少しの違い、訳違いで出ている2冊の本などに何故か惹かれてしまうことは、本好きの方にはわかって頂けるのではないでしょうか。2冊並べて持っていたくなってしまいます。さて、この絵本のお話ですが、これはフランスの昔話をも...26Jun2017news日々の絵本
6月26日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はオルファース、ステパン・ザブレル、バーニンガムの洋書絵本のほか、マーシャ・ブラウンの絵本がまとめていくつか入っております。中には珍しいものもございます。読み物でもマーシャ・ブラウンの小さな冊子のような本や、堀江敏幸さん、須賀敦子さんの本も入っております。是非オンラインストアでもご覧ください。26Jun2017入荷情報
「ケルンのこびと」「Das tapfere Schneiderlein」Gerhard Oberländer昨日、一昨日と少し体調を崩してしまい、更新が滞り申し訳ございませんでした。どうぞ皆様も夏はお気をつけ下さい。本日は新入荷商品を更新させて頂いております!その中からゲルハルト・オーバーレンダーの絵本を。日本語版の「ケルンのこびと」とドイツ語原書版の「Das tapfere Schneiderlein(勇ましいちびの仕立て屋)」の2冊が入っております。オーバーレンダーは1907年生まれのベルリン出身の絵本作家です。グリム童話やアンデルセンのお話の絵本を出版し、受賞歴も多数あります。こちら「ケルンのこびと」というお話は初めて読みましたが、眠っているあいだに人間の仕事を何でも済ましてくれる小人たちのお話です。ドイツ、ケルンにはこうした伝説が...23Jun2017news日々の絵本
6月23日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!昨日、一昨日と少し体調を崩してしまっており更新が滞ってしまい申し訳ございませんでした。夏はどうぞ皆様もお気をつけください...。さて、本日はエイドリアン・アダムスの絵本、チェコ絵本(クヴィエタ・パツォウスカー)など、洋書絵本を始め、先日はドイツ語版を更新しましたがゲルハルト・オーバーレンダーの日本語版の絵本など入っております!他にも日本語の児童書、函入の岩波おはなしの本の、ラチョフ、和田誠が挿絵を描いたものなども入っております。是非オンラインストアでもご覧ください。23Jun2017入荷情報
本の整理の際には是非当店にご相談くださいいつも当店サイトを見て頂き誠にありがとうございます。古書フローベルグでは本の買い取りを行っております。もし整理される本がある時には是非当店へご相談下さい。読み終わった本、お子様が読まなくなてしまった絵本など、お譲り頂いた本は当店が責任を持って、次のその本を必要とされている方への橋渡しの役を務めさせて頂きます。買い取りをご希望のお客様に良く頂くご質問なのですが「珍しい洋書絵本とかは無いのですが大丈夫ですか?」との声を頂くのですが、当店では基本的に全てのジャンルの本の買い取りを行っておりますので、問題なく買い取りさせて頂きます。是非お気軽にお問い合わせいただければと思います。基本的に送料無料の宅配買取(お客様自身でダンボールに本を詰めて...21Jun2017news
「Little Songs of Long Ago」H.Willebeek Le Mair本日はウィルビーク・ル・メール(メイヤー)の洋書絵本が2冊入っております。この2冊は同名のタイトルの本「Little Songs of Long Ago」なのですが、内容は少し異なっていますね。一方は大きな判型のペーパーバックで、もう一方はもう少し小さいサイズの布装のハードカバーの本です。各ページ(見開き)にひとつの童謡が紹介され、その歌にあわせたル・メールのイラストが添えられています。ル・メールのイラストは、彼女が若い頃に直接アドバイスを受けたモンヴェルの影響が強くうかがわれる、ノスタルジック、そして繊細な絵ですね。その淡い色彩を眺めるとまるで、自分のアルバムのページを捲っているような、そんな懐かしい気持ちになってきます。遠くで、...20Jun2017news日々の絵本
6月20日新入荷商品本日の新入荷商品更新しました!本日はアンリエット・ウィルビーク・ル・メールの洋書絵本が2冊入っております。同名タイトルの本ですが、内容は違いますよ(同一のイラストも含まれておりますが...)他にもクーニー、ワッツ、ジョーン・ウォルシュ・アングランドなどの絵本もございます。読み物ではリチャード・ブローティガン、和田誠、小野二郎などの本も入っておりますので、是非ご覧ください。20Jun2017入荷情報
「やっぱりおおかみ」佐々木マキ「やっぱりおおかみ」は佐々木マキさんの絵本のデビュー作で、1973年の発表以来今でも多くの人に愛されている名作です。佐々木さんはそれ以前は漫画誌「ガロ」などに作品を発表する前衛の漫画家でした。60年代の後半に漫画家としてキャリアをスタートさせた佐々木さんでしたが、次第に絵本の仕事に興味を持つようになり、ちょうどその頃に知り合った福音館書店の松居直さんに絵本の仕事を依頼され、出来たのがこの絵本なのです。絵本を作るにあたって、松居さんから参考にしろと渡されたのはセンダックの「まよなかのだいどころ」だそうで、このあたりのエピソードは佐々木マキさんの自伝エッセイ「ノー・シューズ」に詳しいですね。さて、その「やっぱりおおかみ」はまだ読んだこと...19Jun2017news日々の絵本