Cy twomblyポスター多数入荷しました先日ブログにも書かせていただいたCy twombly展が原美術館にて開催中ですが、そのCy Twomblyのポスターが多数入荷しております。ニューヨークやロンドン、スコットランド、ギリシャ、ストックホルムなどで開催された展覧会のポスターが入荷いたしました。現時点で以前から入荷していたものを含め9種類ございます。今回の入荷商品は多くのお客様に見ていただきたいため当店サイトでの販売ではなく、ヤフーオークションにて販売させていただきます。こちらよりご覧いただけたらと思います。古書フローベルグヤフーオークションブースまとめてお買い上げの場合は同梱発送いたしますので、送料はお得になります。またCy twomblyの作品集も当店には在庫ございま...31May2015入荷情報
Cy Twombly展先週の土曜日、5月23日から品川、原美術館に於いて「cy twombly サイ トゥオンブリー 紙の作品50年の軌跡」展が始まりました。初日にはジュリーシルヴェスターさん(サイトゥオンブリー財団)と安田篤生さん(原美術館)によるトークがありましたので、早速初日に観覧致しました。展覧会は全てトゥオンブリーの紙の作品によって構成されています。最初の部屋には違う年代の作品(50年代、80年代2000年代)が組み合わされて展示されており、そこからは年代を追って、トゥオンブリーの仕事の変遷が見られるように展示されていました。幾つもの画集で何度も見てはいましたが、実物を見るのは4年前にポンピドゥー・センターで見て以来だったので、まずはその作品の...26May2015BlogArt
きょうまでの『せんねん まんねん』まど・みちおさんの詩は、あまりに有名すぎる。あまりに有名すぎて、あまり知らない人が多いと思う。『ぞうさん』も『ふしぎなポケット』も『やぎさんゆうびん』も、全部まどさん。どれもが、小さな世界での、ささやかな呟きのような詩。私は、今でもふしぎなポケットを欲しいと思うし、いつまでも終わらないやぎたちの文通に嬉しくなる。 『せんねん まんねん』は、ちょっと違う。違うけど、同じ。代表作と呼ばれている詩と比べると、少し渋い。表題のとおり、千年、万年の月日の詩。長い長い年月を辿る、壮大なお話。けれど、その長い長い年月を物語るのは、たったひとつのヤシのみ。いつかのっぽのヤシの木になるために、地べたに落ちたヤシのみ。それは、やっぱり、小さな世界での、...22May2015Blog
「stand」やっています。本のアプリの「stand」に参加しております。ダウンロードした際はどうぞ当店もフォローお願いいたします。現時点でユーザー検索はできないようですので「巨匠とマルガリータ」や「モロイ」で書名で検索していただくと、そこのレビューのところにおりますのでどうぞ宜しくお願い致します。17May2015
からくり仕掛けに『あかりをけして』表紙のコブタはベットの上に仁王立ち。手を腰にあて、なにやら怒っている様子。その理由は一番最初の文章に。 パパとママは、8時になったらあかりをけしてという。暗いと怖くて眠れないのに。 けれど、お話はそれっきり。次のページから最後までずっと、まるっきり文はなく、コブタもほとんど登場せず、ひたすらに「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」を辿ってゆくのです。この聞きなれない「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」という言葉、カバー折り返しに添えられた、訳者の久美沙織さんの文にあります。 なにかの動きが、次のスイッチになり、次々に連鎖する、こういうのを「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」というそうだ。 パパとママの注文に怒ったコブタが、スイッチを入れてか...12May2015
デクネイクさんと不思議の国の『あめふらし』その名前まで、チェコになじむ、不思議な響きを持つ出久根育さん。デュシャン・カーライに師事した彼女の描く世界は、日本人でありながら、東欧の幻想的な空気を纏っています。以前、東京のちひろ美術館でこの絵本の原画を見て、その絵の透明感、繊細さ、突き抜ける発色にドキドキしたことを覚えています。 それにしたって、なんて風変わりな登場人物たち!そもそも「かわいらしい」あめふらしだなんて言うから、調べてみるとちっともかわいい生き物なんかじゃない。カラスには手が生え、止まり木はハンガー。バスタブの池には若者を飲み込む大きな魚(やっぱり手足が生えている)。千里眼の王女さまは十二の窓を持っていて、第一の窓から見渡すと、王女はもうだれよりも遠目がきき、第二...07May2015
『もりのなか』でどうぶつたちと何年ぶりかに、ふと手に取ったマリー・ホール・エッツの絵本『もりのなか』。コンテのやわらかい黒が、1ページごとにかわいいどうぶつたちを連れてきます。日本での発行が1963年。この色のない絵本は、文字どおり色褪せずに、50年以上も読み継がれてきたのですね。 エッツの絵本にはどうぶつたちが欠かせません。そこにはどうぶつたちと親しんだ幼い頃の環境が色濃く影響しているのだそう。たしかに、彼女の書くおはなしには、いつも人とどうぶつとの交流が描かれています。 もりにさんぽに来たぼくが、いろんなどうぶつたちと出会い、仲間を増やしながらどんどん進んでいく。この絵本は、読み聞かせ絵本としてとても人気があるとどこかで目にしましたが、なるほどじっくり読みな...01May2015Blog