小沢良吉さんは「ねこシリーズ」をはじめとして動物たちの出てくる絵本を数多く作っています。
昨日の新入荷商品で古いペーパーバック版のこどものともが幾つか入荷したのですが、その中で小沢良吉さんの「きいたぞきいたぞ」「おかあさんとおつかい」が入ってきました。
「きいたぞきいたぞ」はどんなお話かというと、足の早いウサギが何かを聞きつけて、野原に集まっている犬や猫など色々な動物たち、虫たちの間を走り抜けていきます。
何を聞きつけたのかと動物たちはウサギの後をみんなで追って、追って、追って、ようやく教えてもらったところ、なんと、ネズミの赤ちゃんが無事に生まれた、とのこと。みんなでそれは良かった、良かった、とぞろぞろとまた帰っていくのです。
シンプルな線で描かれる躍動感のあるウサギの動き、そして擬人化された虫や動物たちの愛らしさは小沢さんならではのもの。
「おかあさんとおつかい」は子どもとお母さんがお買い物へ行くという、動物が主役の絵本ではないのですが、長く続く商店街を親子で買い物しながら歩く姿には少しノスタルジーを感じてしまいますね。子どもが帽子を目深にかぶっていて、顔がよく見えないのもなんだか可愛いです。
どちらも今では手に入りづらくなっているちょっと珍しい絵本です。
当店では小沢良吉さんの絵本は他にも「青いてぶくろのプレゼント」「おばあさんのふしぎなふえ」などもあります。気になりましたら是非当店オンラインストアで御覧ください。
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「きいたぞきいたぞ」
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