「DieRosen」/「ROSES」Pierre-Joseph Redouteボタニカルアート/植物図譜というと、誰もが真っ先に挙げるのは、この画家の名前ではないでしょうか。ピエール・ジョゼフ・ルドゥーテ。19世紀初頭に活躍したこの画家は、バラという、たったひとつの花の名前、それも何より高貴なこの花の名前とともに、人々の記憶にいつまでもとどまり続けています。彼の代表作である「バラ図譜」はナポレオンの妻、ジョゼフィーヌがパトロンとなり、彼女の蒐集した世界中のバラをルドゥーテが描いたものでした。畢生の大作となったこの作品の出版を待たずして、ジョゼフィーヌは亡くなってしまうのですが、彼女の死後もルドゥーテは制作を続け3巻にも及んだこの大作を完成させたのでした。当店に入荷したこちらのバラ図譜「Die Rosen」(ド...28Feb2019news日々の絵本
2月28日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はハンガリー出身の絵本作家アダム・ヴュルツの絵本のドイツ語版、日本語版などを更新しております。日本ではあまり知られていないかもしれませんが、素晴らしい作家なのでぜひ見ていただきたいです。他にもヘルメ・ハイネのドイツ語絵本、レオ・レオニ、茂田井武、カール・ラーションほか、小説なども更新しております。どうぞご覧ください。28Feb2019入荷情報
Roof Okurayama 3/2(sat.)3/3(sun.)今週末の土曜日、日曜日は横浜/大倉山のカフェroofさんのイベントに出店をさせて頂きます。天気予報では土曜日は天気も良さそうですので、大倉山の有名な梅林の散歩と一緒に如何でしょうか?当店らしく絵本を中心に、小説や芸術書なども色々と持って行こうかと思っております。またこちらのイベントではスウェーデン/北欧雑貨のFrelugaさん、横浜でパン教室を主催するDETENTEさんによるパンの販売、またステンドグラスのワークショップなどもございます。素敵な一軒家カフェでのイベントです。お立ち寄り頂けましたら嬉しく思います。また3月は3月9日/10日に天王洲ハーバーマーケット3月30日に天王洲コレクション3月31日には横浜/みなとみらい(日本大通...27Feb2019イベント
「Aljoscha und der Hecht」Reich Karloy昨日紹介したUrsula Kirchbergもクレヨンと水彩で絵を書く作家でしたが、自分の中ではクレヨン(パステル)と水彩と言ったら、ハンガリーを代表する絵本作家レイク・カーロイが思い浮かびます。数年前に買い付けで訪れたブダペストでは新刊書店もいくつか回りましたが、児童書のコーナーには、死後20年近く経てもなお彼の絵本は平積みで、また面陳でも多く並んでいて、本当に愛されている国民的な作家なんだなあ、としみじみ感じました。カーロイは約40年のキャリアの中で400冊以上の絵本そして挿絵を手掛け、文化や科学などを対象としたハンガリーの最高の賞コシュート賞も受賞しております。多くのフォロワーをも生み出した、その素朴でかわいらしい絵は、一度見...26Feb2019news日々の絵本
2月26日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はヤロスラフ・サイフェルト/イジー・トゥルンカによる美しい詩画集、タラブックスのシルクスクリーン刷の絵本(フランス語版)の再入荷、オーピーコレクションの本、岩波の子どもの本の古い刷の本など、更新しております。トゥルンカの本はとても美しい本でおすすめです!ぜひご覧ください。26Feb2019入荷情報
「DAGOBERT」Ursula Kirchbergお子さんにも人気の乗り物絵本、こちらはドイツの絵本作家/イラストレーターUrsula Kirchbergによる「DAGOBERT」 と言う字のない絵本です。ガラクタ置き場から持って帰ってきた自動車を、自分の手で修理してお出かけする、そんなお話です。車は好きな色に塗り替えて、いい気分で出発。道端で花を摘み、暖かい日向でゆっくりと昼寝。ドイツの絵本ですけれど、字のない絵本ですので洋書だから読めない、なんてこともありません。Ursula Kirchbergのクレヨンと水彩を使ったその絵は、暖かみがありながらも洗練されていて、例えばエリック・カールなどとも近い魅力を持った絵かと思います。作者はドイツ国内のみならず、国際的な賞も様々受賞し、絵...25Feb2019news日々の絵本
2月25日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はレナード・ワイスガード、ジョールジュ・レホツキーといった、当店の得意とする作家の作品を更新しております。レホツキーは久しぶりの入荷ですね。すぐに売れてしまうと思うのですが、度々入荷はしますので、売り切れてしまっていた際も、お気軽に再入荷連絡の登録をして頂ければと思います。その他にもエドワード・ゴーリー、長新太、ツヴェルガー、読み物でも武田百合子やブラッドベリなども更新しております。是非ご覧ください。25Feb2019入荷情報
「I HAVE A HORSE OF MY OWN」Charlotte Zolotou Yoko Mitsuhashiこの絵本の、ページを開いた時の驚きをなんと言ったら良いのでしょうか。シャーロット・ゾロトウの、詩のような美しい夜のお話と、可愛らしくも洗練されたその絵は、まるで寝室のオルゴール、夏の夜の海と波の音、なんて言えば詩的に過ぎるでしょうか。「I HAVE A HORSE OF MY OWN」少女が真夜中に、馬に乗って森の中を抜け、川を谷を山をも越えて海へと行く。それはもちろん夢の風景なんですけれど、子どものときに見る夢が、こんなにも美しかったでしょうか?そう思うと、これはやはり大人の絵本なのかもしれません。大人の、子どもに見て欲しいと願う夢であり、また自らもその幸福な時代へ帰って行きたいという、願いの絵本である気がするのです。絵を描いてい...23Feb2019news日々の絵本
2月22日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はバーバラ・クーニーの本を更新しております。是非見て頂きたいのは「Chanticleer and the fox」です。こちらは1967年の4刷(イギリス版)ですが、印刷がなんとリトグラフで、素晴らしい発色をしています。クーニーお好きな方には自信を持ってオススメできます。他にもクーニーの原書版の絵本、マーレン・リーデルのドイツ語絵本、日本語のものでは中川李枝子/中川宗弥/まどみちお「ぞうさん」(こどものとも版)、ほかヒメネス詩集なども入っております。ぜひご覧ください。22Feb2019入荷情報
「Deutsche Wiegenlieder」「Alte und neue Kinderlieder」人によって違うとは思うのですけれど、意識しないで歌を口ずさむことが多いのは、楽しい時と言うよりも、何か単調な作業をしている時でしょうか。散歩しているときなどもそうですよね。きっと自分の中のその動きのリズムから、何か音楽の原型のようなものが生まれて、それが自然と口から出ていく、そんな形があると思うのですけれど、最近自分がよく歌を口ずさむのは、子どもをあやしているときです。子どもを抱きながらあやしていると、誰からそういう風に教わったわけでもないのに、いつの間にか何だかへんてこな歌を歌っている…。結構、誰にでもあることじゃないでしょうか?そんな時に、この即興の変な歌を延々と続けても良いのですけれど、何か少しくらい、子どもの歌を、子守唄を知...21Feb2019news日々の絵本
2月21日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はガナディ・スピリンやロタール・メッゲンドルファーのドイツ語絵本やエイドリアン・アダムスの絵本、くまのプーさんの洋書、日本語のものでもホフマン、大道あやなど、更新しております。また今週随時更新させて頂いている「Die bibliophilen Taschenbucher」のシリーズの、人形の写真集、古いパリのモード誌のカラープレートをまとめた本など、更新しております。また本日は美術系ではゲルハルト・リヒターのインゼル文庫(!!)やFOLONの本なども更新しておりますので、ぜひご覧ください。21Feb2019入荷情報
「Księga dżungli」Rudyard Kipling Jozef Wilkonノーベル賞作家、ラドヤード・キップリングの小説「ジャングル・ブック」にポーランド出身の絵本作家ヨゼフ・ウィルコンが挿絵を付けたポーランド語版ジャングル・ブック「Księga dżungli」を先日更新しました。キップリングの「ジャングル・ブック」はディズニー映画のイメージが自分は強いですね。自分の記憶の中のディズニーアニメの中では最初期の気がするのですが、もしかしたら絵本(フィルムブック)などで見ていただけで、映画は見ていないかもしれません…。ジャングル・ブックは今では児童文学の古典としていまなお愛され、数年前にまた映画化されたこともあり、日本でも、今では定番の岩波少年文庫だけでなく、新潮文庫や文春文庫でも読むことが出来ます。さてそ...19Feb2019news日々の絵本