「I'm nobody who are you?」西田陽子 エミリー・ディッキンソン現在当店で開催中の西田陽子さんの銅版画展「Memory like melody」の中で、一番大きな作品がこちらの「I'm nobody who are you?」です。今回の個展は、当初西田さんから何かテーマとなるようなものが無いかとご相談を受け、そこで自分が幾つかご提案をし、その中から西田さんに、アメリカの詩人エミリー・ディキンソンを選んで頂いたのでした。そのディキンソンの詩作品から西田さんがインスパイアを受け、制作した幾つもの作品の中でも、個人的にも特に目を瞠る作品がこの「I'm nobody who are you?」です。女性の横顔。花を指でつまんで、風が吹いているようなので、外にいるのでしょうか?物思いに耽るような、遠くを...07Mar2024newsBlog
西田陽子さん銅版画作品のオンラインストア販売を開始しました!現在当店で個展『Memory like merody』を開催中の西田陽子さんの作品の、オンラインストアでの販売を開始いたしました。エミリー・ディッキンソンをテーマにした本個展の新作から、旧作のシート販売まで、35点の作品を、オンラインストアよりご購入いただけます。遠方にお住まいのお客様や、会期中にご予定が合わないお客様など、どうぞオンラインストアを御覧下さいませ。それではどうぞ宜しくお願い致します。当店オンラインストアでの西田陽子さんの作品一覧はこちらです。29Feb2024news入荷情報イベント
ただあやの個展「小さき同盟」3/20(wed.)-4/8(mon.)次回の展示のお知らせです。3月20日(水)から4月8日(月)まで、画家ただあやのさん(@tadaayano)個展「小さき同盟」を開催致します。ブレーメンの音楽隊、さるかに合戦、長靴を履いた猫、幸福の王子など、物語に登場する小さき者たちの同盟に共鳴した作品を描いてくださいます。また近年制作されている小さな作品を収録した作品集を販売いたします。ぜひお越しください。<開催概要>ただあやの個展「小さき同盟」会期2024年3月20(水曜日)〜4月8日(月曜日)12時~18時/4日8日最終日は16時まで/水曜休みオンラインストアは3月28日(木曜日)から。25Feb2024newsイベント
『血と羽根』ジャック・プレヴェール シバタリョウこちらのシバタリョウさんの『血と羽根』はフランスの詩人ジャック・プレヴェールの同名の詩から、描いた作品です。血と羽根 小笠原豊樹 訳想い出のひばりよ流れるのはきみの血だぼくのではない想い出のひばりよぼくは拳をにぎりしめた想い出のひばりよ死んだ鳥 きれいな鳥よきみはこなければよかったぼくのてのひらに忘却の粒をたべに。プレヴェールの詩は、どう読めば良いのでしょう。なにか悲しい記憶が、いや、楽しい想い出であるが故に、それが失われた今となっては、そのことを思い出すことが身を引き裂くほどの痛みを伴う。その想い出を、突き放そうとしながらも、離れることのできない(しかし記憶は次第に薄れていってしまう…)、その相反する揺れ動く二つの感情を、うたって...16Feb2024news
「大聖堂」レイモンド・カーヴァー/シバタリョウシバタリョウさんの個展「窓からの景色」の作品は昨日からオンラインストアでも販売を開始しております。こちらはアメリカの小説家レイモンド・カーヴァーの『大聖堂』から描いた3作品です。この『大聖堂』という作品はカーヴァーの中でも特に評価が高い短篇の一つかと思います。お話は、とある夫婦のところへ、妻の昔の知人である盲人が泊まりに来る、というものです。夫は盲人が泊まりに来るなんて、何かちょっと面倒だな、と思っている、けれど妻はこの知人とは、特別な思い出があるので、気持ちよく過ごして欲しい…、そんな少しだけすれ違っている夫婦の気まずい家の中の空気。妻は、結婚するずっと前にひと夏、この盲人のところで代読のアルバイトをしたことがあり、それ以来、ふた...09Feb2024newsBlog