「SAGAN OM SNIP SNAPP SNORUM」Vivi Laurent-Täckholm Eva Andersson今日も昨日に引き続きスウェーデンの絵本「SAGAN OM SNIP SNAPP SNORUM」という妖精たちが主役の絵本です。作者のVivi Laurent-Täckholmはスウェーデンの児童文学者/植物学者で、幾つもの本を出しております。イラストを描いているEva Anderssonは他に描いている本の情報がちょっと出ないのですが、北欧の作家らしい幻想的な雰囲気を持った絵を描いています。以前紹介したことのある、同郷のヨン・バウエルの作品とも少し通じるものがある気がします。短い各章の始めは小さなカットと装飾文字で飾られ、章の終わりに大きなカラーイラストが添えられるという決まった体裁となっているのが、この本を可愛らしいだけでなく端正...29Sep2016news日々の絵本
10/1(sat)10/2(sun)Cafe Roof Okurayama今週末のRoofさんのイベントにはこちらのオズボーンコレクションもまとめて持っていきます!揃いでは無いのですが、25冊ほどあります!まとめて手にとって選べる機会はあまり無いかと思いますので、是非この機会に見に来て下さい。オズボーンコレクションは刊行当時の印刷を再現させたとても美しい本たちですが、今回のイベントにはこのオズボーンコレクションのように実際に手にとってその印刷の美しさや、本の作りの面白さなど、触れてみて尚よくその魅力がわかるような本を選んで持っていきます。当店はインターネット上にお店を構える古本屋で、普段はお客様とはお手紙やメールでやりとりをさせて頂いておりますが、実際にお話させて頂く機会はあまりございませんので、こうした...28Sep2016newsイベント
「PRINSARNES BLOMSTERALFABET」Ottilie Adelborgs(1855-1936)今日は1970年代のスウェーデン絵本が2冊入荷しましたので、その中の1冊をご紹介します。こちらはスウェーデンの画家/絵本作家、Ottilie Adelborgs(1855-1936)のABCブック「PRINSARNES BLOMSTERALFABET」です。オッティリア・アーデルボリの絵本は日本でも1冊だけ(恐らく)ではありますが、翻訳出版もされております。「さっぱりペレとめちゃめちゃ村のこどもたち」という作品です。読んだことのある方もいますでしょうか。作風はベスコフやオルファースなどを思わせる部分もありますが、彼女たちよりも年上の作家ですね。この辺りの絵本作家の共通する作風は恐らくモンヴェルから来てるのでしょうか。モンヴェルは1...28Sep2016news日々の絵本
9月28日新入荷商品本日は1970年代のスウェーデン絵本など入っております。「PRINSARNES BLOMSTERALFABET」OTTILIA ADELBORGS「SAGAN OM SNIPP・SNAPP・SNORUM」Vivi Laurent Eva Andersson他には「Adam and Paradise Island」CHARLES KEEPING(チャールズ・キーピング)「チョコレートうさぎ」マリア・クラレット「ジャックとまめの木」スズキコージなども入っています。読み物では「ウィリアム・モリスの庭」ジル・ハミルトン「絵画空間の哲学」佐藤康邦「フクシマのあとで」ジャン・リュック・ナンシー「透明な時の中で」島尾敏雄「贋学生」島尾敏雄ほか文庫...28Sep2016入荷情報
「マドレーヌといたずらっこ」ルートヴィッヒ・ベーメルマンスベーメルマンスの絵本を紹介するのは初めてだったかもしれません。勿論世界中で愛されている「マドレーヌ」シリーズの作者、ルートヴィッヒ・ベーメルマンスです。先日ちょうど「マドレーヌとジプシー」「マドレーヌといたずらっこ」の2冊入荷してきました。その少し前には「MADELINE'S HOUSE」という小さな家の形をした箱入りの、マドレーヌシリーズのミニチュアペーパーバック版3冊が入った可愛らしいものも入荷していたのですが、すぐに売れてしまいました・・。読んだことのある方も多いかと思いますがマドレーヌシリーズの主役は、ひとりの女の子マドレーヌ。彼女はパリのカトリック寄宿舎で、12人のこどもたち暮らす女の子です。このシリーズではそんなマドレー...27Sep2016news日々の絵本
9月27日新入荷商品本日の新入荷商品の更新のお知らせです。今日は読み物では詩関係の本が幾つか、そして絵本では今日も珍しいもの入っております!ますは読み物から「ポール・エリュアール」佐藤巌「ネルーダ回想録」パブロ・ネルーダ「ジャン・ジュネ詩集」ジャン・ジュネ「探求としての詩」長田弘など他にも入っております。絵本ではイワン・ビリービンの「金鶏物語」が入荷しました。ビリービンの日本語版はどれも高騰してしまっているので、少しお高いですが、見る機会もあまり無いので、探していた方はどうぞ。ちなみにビリービンの「サルタン王の物語」の在庫も当店にはございます。もうひとつ珍しいものでは太田大八さんの「ねむりひめ」が入荷しました。こちらも他の絵本に比べると少し値段がするの...27Sep2016入荷情報
「LE PERIGORD NOIR」Véronique FilozofVéronique Filozof(ヴェロニク・フィロゾフ 1904-1977)は日本では翻訳出版されていることもないので、知っている方も少ないかと思います。スイス出身、その後フランスのミュルーズを拠点に活動をした画家、イラストレーター/絵本作家で、スイスでは二度、子どものための本の受賞歴もあります。今回入荷しました本は1954年のヴェロニク・フィロゾフの作品集「LE PERIGORD NOIR」です。タイトルはフランスの旧地名ペリゴール(現在のドルドーニュ県)の一部のことで、その名の通り、この地方の人々の生活をフィロゾフが描いた作品集になっています。それぞれの絵には一言のタイトルが付けられ、結婚、出産、農作物の収穫、聖人の祝日、...26Sep2016news日々の絵本
9月26日新入荷商品本日の新入荷商品です!今日は珍しい本が入荷しました!「LE PERIGORD NOIR」VERONIQUE FILOZOFです。ヴェロニク・フィロゾフのとても美しい作品作品集ですので、是非見ていただきたいです。他にも絵本では「おばあさんになった女の子は」宇野亜喜良 石井睦美「三びきのくま」レーベデフ「LITTLE TIM AND THE BRAVE SEA CPTAIN」(英語ペーパーバック版)エドワード・アーディゾーニ「はせがわくんきらいや」長谷川集平「アロイス・カリジェ展図録」「ガブリちゃん」中川李枝子 中川宗弥「こぐまのウシャテク」チェスワフ・ヤンチャルスキ ズビグニエフ・ルィフリツキ読み物も良い本多数入っております。「ジャコ...26Sep2016入荷情報
Cafe Roof Okurayamaこちらの1960’s〜のロシア絵本は来週末の土曜日、日曜日の大倉山のカフェroofさんのイベントにまとめて持っていく予定です。バスネツォフ、ラチョフ、ミトゥーリチ、タチヤナ・カプスティーナ、などなど、有名なロシアの絵本作家から余り知られていない作家まで40冊程をまとめて出させて頂きます。すべてペーパーバックの絵本なのでお手頃の価格になっています。掘り出し物もあると思いますよ。是非お気に入りのものを選んでいただきたいです。あまり見る機会のないロシアの古い絵本ですので、お薦めです!23Sep2016newsイベント
「a la campagne」Alain Gree アラン・グレこちらはフランスを代表するイラストレーター/絵本作家のひとり、アラン・グレの絵本「a la campagne」です。1960年代頃から数多くの作品を作り、世界中で愛されている作家さんですね。今年の6月には日本では(世界初と銘打っているようです)アラン・グレの作品集が発売されました。絵本は色々と翻訳もされておりますが、ほとんどが絶版/版切れのようです。さて、この絵本はフランス語の原書版なのですが、どこかの語学学校か、フランス語勉強用として発売されていたものなのか、詳細は不明ですが、日本語によるあらすじ、本文中の表現の解説が書かれている小冊子がついています。友達のカプシーヌの誕生部をお祝いするためのケーキを作ろうと、レミとその友人たちは...21Sep2016news日々の絵本
「かみさまのほん」フローレンス・メアリ・フィッチ 作 レオナード・ワイスガード 絵本日はもう一冊。ちょうど一年くらい前にご紹介した本なのですが、ワイズガードの「かみさまのほん」がまた入荷できました。紹介した際にはすぐに売れてしまい、その後も問い合わせを多く頂いておりました。再入荷のお知らせを登録して頂いているお客様には既にご連絡が行っていると思いますが、こちらでもまた紹介させて下さい。一年前と同内容ではございますが、素晴らしい絵本ですので。「たいせつなこと」や「しずかでにぎやかなほん」で知られるレナード・ワイスガードの「かみさまのほん」です。1969年初版発行の古い本でお話はフローリンス・メアリ・フィッチ、翻訳は谷川俊太郎さんがなさっています。ワイスガードはデザイン性の高い、リズミカルな絵の印象が強いですが、本書...20Sep2016日々の絵本
「天国のいねむり男」遠藤周作 作 ヨゼフ・ウィルコン 絵 Jozef Wilkon1980年代に全六巻出版された絵本のシリーズ「メルヘンの森」の中から本日2冊が入荷しましたので、そのうちの一冊、こちらは遠藤周作、ヨゼフ・ウィルコン絵による「天国のいねむり男」です。表紙にはサンタクロースらしき人物が描かれているのでクリスマスのお話なのかな、と思いきや、読み進めてみると、なんとも不思議なお話です。天国にいるイエス様の弟子たちのなかに、居眠りをすることと食べることが大好きで、いつも失敗ばかりしていたために聖書にも名が残っていない「ズボラ」と言うものがいました。しかしイエス様はこのズボラをたいへん愛しておいででした。ある日イエス様は居眠りをしているズボラを揺り起こして、近頃の地上の子どもたちがスーパーマンに夢中になったり...20Sep2016news日々の絵本