「Allerneustes Theaterbilderbuch mit beweglichen Figuren」出店イベントの時に良く持っていくのですけれど、オンラインストアに出したのははじめてかもしれません。「Allerneustes Theaterbilderbuch mit beweglichen Figuren」と言うドイツの仕掛け絵本(復刻版)です。初版は1883年、出版社はJ.F.Schreiberです。この出版社はオルファースの「ねっこぼっこ/根っこのこどもたち目をさます」やメッゲンドルファーの絵本の出版などで19世紀後半に人気を博した出版社ですね。この絵本は四つのお話/場面からなっているのですがテキストを書いているのはIsabella Braun(1815-1886)です。自分はちょっと知らなかったのですが、19世紀後半の、児...28Feb2020news日々の絵本
「color puzzles」駒形克己昨年末から今年のはじめにかけては板橋区立美術館で展覧会が開催されていた、デザイナー/造本作家の駒形克己さんの「color puzzles」というパズルの絵本が入荷しました。こちらの本はワンストローク(駒形さんの本を出している駒形さん自身がやっている出版社/会社です)のサイトなどでも販売されていないため恐らく日本では未発売のものだと思います。発売はMoMA(ニューヨーク近代美術館)ですね。本の中に4種類のパズルが入っている絵本で、どのパズルも駒形さんらしい楽しさを持った、色と形の組み合わせで遊ぶ、ちょっとだけ凝っていて、でもシンプルで、なんだかオシャレでもある、魅力的な絵本/パズルになっています。いわゆる知育玩具のジャンルの一つに入る...27Feb2020news日々の絵本
2月27日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はアントニオ・フラスコーニやレナード・ワイスガードの洋書絵本からカーライの「不思議の国のアリス」(日本語版!)やアニタ・ローベルのサイン入りの絵本「おひめさまのたんじょうび」、駒形克己さんのパズルの本(恐らく日本未発売)など、おっ!と思って頂ける本、色々更新しております。是非ご覧ください。27Feb2020入荷情報
「ウルスリのすず」アロイス・カリジェ本日更新した中からの一冊、こちらはアロイス・カリジェの「ウルスリのすず」です。ある山あいの小さな村で暮らす男の子、ウルスリのお話です。まだ小さな子どもですけれど、お父さんを手伝って家の仕事を手伝う元気な男の子です。明日に「鈴のお祭り」を控えたある日、ウルスリも他の子どもたちと一緒に、お祭りの日に子どもたちがそれぞれに鳴らす鈴が配られるところへ急いだのですが、ウルスリに配られたのは一番小さな鈴。こんな小さな鈴でお祭りを迎えるなんて、とてもじゃないけれど出来ない、そう落ち込んだウルスリは、自分の家の山小屋の中に、大きな鈴が飾ってあったのを思い出したのでした…。日本でも、スイスを代表する絵本作家としてとても良く知られているアロイス・カリジ...25Feb2020news日々の絵本
今週末roof大倉山で開催のイベントについて楽しみにして頂いた方には申し訳ございませんが、今週末の土曜日、日曜日に開催予定だった大倉山roofのイベントは、現在のコロナウイルスの状況を鑑み中止となりました。3月には他にも3/14,15 天王洲ハーバーマーケット3/22 狛江 BOOK,LIFE,PARK.3/28 天王洲コレクション3/29 オズマガジンマルシェなどの出店予定があるのですが、こちらも中止が決定した場合にはすぐにお知らせをさせて頂きます。どうか皆様も健康にお気を付けください。健康に気を付けながら当店のオンラインストアででも本を買って、本を読んで頂けたら嬉しいです…。25Feb2020newsイベント
2月25日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はクレメント・ハード「WINTER'S BIRD」ベーメルマンスの「HANSI」ヤン・レニツァのポスター展図録(ドイツ)ほか、日本語の絵本も面白いものを色々と更新しております。今日の更新分は冬の絵本が多いでしょうか。もう春も間近ですけれど、ご覧いただけたら幸いでございます。それではどうぞ宜しくお願いいたします。25Feb2020入荷情報
「Animal in The Zoo」Feodor Rojankovsky当店でも、もう何度も紹介しているフェードル・ロジャンコフスキーですが、こちら「Animal in The Zoo」は初めて入荷した本です。簡単にではございますが、改めてロジャンコフスキーの経歴を紹介させて頂きますね。1891年生まれ、ロシア出身のロジャンコフスキーは第一次世界大戦後に故郷を失い、パリへと辿り着きます。そこでペール・カストールの生みの親、教育者のフォシェ夫妻と出会いフォシェ夫妻の作るフランスの子供のための絵本のシリーズ、ペールカストールの作家となり成功を収めました。しかしその後フランスもまた戦争に巻き込まれ、彼は各地を転々とした後アメリカへと移り、その地でも多くの作品を作り1956年にはコールデコット賞も受賞したのでし...24Feb2020news日々の絵本
2月24日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はクヴィエタ・パツォウスカーの蛇腹絵本「Apres le pont Noir」が入荷しました。フランスの出版社Les Grandes Personnesからの出版なのですが、この出版社からはパツォウスカーの蛇腹絵本が幾つも出版されていて、そのうちの一冊ですね。他にもヤン・クドゥラーチェク、やイソップ寓話の1950年頃の刷の絵本や、日本語の絵本も幾つか更新しておりますので、どうぞご覧ください。24Feb2020入荷情報
「かもめが見せてくれた」赤木三郎 文 田島征三 絵一応、当店は横浜の古本屋なので、横浜についての本が入ってくるとちょっと嬉しかったりします。こちらは少し珍し絵本かもしれません。田島征三さんが絵を描いた「かもめが見せてくれた」と言う絵本です。1973年に横浜市広報課から発行、となっているので恐らく一般流通はしていない絵本だと思います。テキストを書いているのは詩人の赤木三郎さんです。お話は、浜男と言う名前の男の子がある朝、横浜の港を歩いていると一羽の傷ついたカモメを見つけます。男の子はカモメの手当をして面倒を見てあげるのです。日に日に元気になったカモメはある日、浜男に一緒に空を飛ぼうと誘います。そして浜男を背に乗せて飛び上がります。飛び上がった途端に今いた町は消えて、不思議な旅が始まる...20Feb2020news日々の絵本
2月20日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はハインリッヒ・レフラーの「豚飼いの王子」(アンデルセン)や、ロジャンコフスキー、ジャクリーヌ・デュエームなどの洋書絵本から、日本語の絵本では絶版の珍しい絵本など入荷しております。田島征三さんの「かもめが見せてくれた」は横浜市広報課が1973年に制作した絵本で、横浜を舞台にした絵本ですね。横浜のお店としてこういうものを取り扱えるのは嬉しいですね。是非ご覧ください。20Feb2020入荷情報
「猫と悪魔」ジェイムズ・ジョイス ジェラルド・ローズ20世紀を代表する偉大な作家ジェイムズ・ジョイスは自身の孫に当てた手紙の中で、唯一子供のための童話を書いていました。その発表するつもりも恐らく無いまま書かれたお話に、ジェラルド・ローズが挿絵を付けて絵本にしたのが、本書「猫と悪魔」です。フランス/ボージャンシーを舞台にした、所謂「悪魔だまし」のお話ですね。ボージャンシーの町を流れる大きなロワール川。けれど、その大きな川には橋が架かっていませんでした。町には、橋を架けるほどのお金がなかったのです。ですので、町の人達はいつも舟に乗って向こう岸まで渡っていたのです。不便をしながらも暮らしていたのですが、そこへ悪魔がやってきて、市長に、代償を寄越せば、一晩で橋をつくってやる、と言うのです。市...19Feb2020news日々の絵本
2月19日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はアンネ・エルボー、ハンス・フィッシャー、エリザベス・イワノフスキーなどの洋書絵本から日本語の絵本も、村山知義やエリック・サティの絵本、ジェラルド・ローズの「猫と悪魔」などの絶版絵本も色々と更新しております。アート系ではカール・ラーションなども更新しておりますので、ぜひご一緒にご覧ください。19Feb2020入荷情報