5月20日新入荷商品本日は「日々の絵本」のほうでも紹介しております、ラッカムのシェイクスピア本のほか、世界童話宝玉集」楠山正雄 編 岡本帰一 装幀/挿絵(大正九年版)など古い本が入っております。他にも「THE BEAR'S TOOTHACHE」DAVID McPHAIL「こねこのおひげちゃん」マルシャーク レーベデフ「マザーグースの料理絵本」「くまくんのおともだち」センダックなども絵本では入っております。読み物では長田弘さんの「黙された言葉」「アメリカの61の風景」ウンベルト・エーコ「開かれた作品」野呂邦暢「愛についてのデッサン」他は「シュニトケとの対話」なども入っております。それではどうぞよろしくお願いいたします。20May2016入荷情報
「TALE FROM SHAKESPEARE」ARTHUR RACKHAM19世紀の挿絵黄金時代とも呼ばれた時期の代表的挿絵画家でもあるアーサ・ラッカムの本は紹介したことがあったでしょうか。名前は何度も挙げたことがあると思うのですが、本を紹介したかどうかはちょっと記憶が曖昧です。申し訳ございません。。こちらの本「TALES FROM SHAKESPEARE」はその名の通り、アーサー・ラッカムの挿絵が入ったシェイクスピアの作品集です。若い読者向けと書かれているように適宜編集された20のシェイクスピア作品がラッカムの挿絵とともに掲載されております。ラッカムの挿絵は11枚と余り多くはなく、ハードカバーではありますが、新書サイズの作りが簡易な本ですので、印刷も凝ったものではないのが少し残念ですがその繊細な筆使いは...20May2016news日々の絵本
「えのすきなねこさん」西巻茅子 Nishimaki Kayako「芸術は一体何の役に立つのか?」こんな問いは、普段から芸術に触れている人にとっては幼稚な問いに思えてしまうかもしれません。でもそれを、例えば全く芸術に興味の無い人に対して、煙に巻くような論理的帰結ではなく、強い説得力をもって簡潔に答えることが出来るのかと言われれば、難しいとも思います。素朴な問いであるが故に、答えるのは難しいのではないでしょうか。ですが、この西巻茅子さんの「えのすきなねこさん」はこの問いに答えている絵本なのです。あるところに絵の好きな猫さんがいました。毎日毎日、朝から晩まで絵ばかり描いて暮らしていました。そこに友達のウサギさんがやってきて「絵なんか描いて何の役に立つの、私は毎日ミシンがけ、ほら、猫さんのシャツもできた...19May2016news日々の絵本
5月19日新入荷商品本日新入荷商品では1970年代後半の洋書絵本入ってきております。「Go Tell Aunt Rhody」Aliki「Archibald und sein kleines Rot」Binette Schroeder「The Quangle Wangle's Hat」Edward Lear Helen Oxenbury「The Paper Party」Don Freemanなどなど他にも入っております。新しい本も「Toy&Design 玩具とデザイン」「Moving Plants」などが入っております。音楽書では「プーランクは語る」読み物では多和田葉子、ル・クレジオ、サガン、パトリス・ベルジュロン詩集なども。サガンの「失われた横...19May2016入荷情報
「賢治宇宙」宮澤賢治 詩 小林敏也 画宮沢賢治の作品を大人になってから読みましたか。国語の教科書に載っているので、小学校の頃には誰もが彼の作品には触れたことがあるかと思います。それは、幼い心に初めて清貧というものを短い言葉で示した「雨ニモマケズ」だったでしょうか、それとも、淡い死の匂いを思春期の胸の中に刻んだ「銀河鉄道の夜」でしたか、または透き通るような言葉で口ずさむことを楽ませてくれた「やまなし」だったでしょうか。余りに国民的な作家であるが故に、もしかしたらその教科書での出会い以来、ほとんど読んでいないという方も割りと多いかもしれません。ですが宮沢賢治の童話作品は数多くが絵本になっていますので(きっとこの投稿を見て頂いている方は絵本好きの方が多いと思いますので)絵本で...18May2016news日々の絵本
「CABBEGE MOON」Adrienne Adams満月が卵の黄身のようだとか、三日月を弓に例えるなんていうお話は見かけますが、月をキャベツにしてしまうお話を聞いたことがありますでしょうか?今日ご紹介する絵本はタイトルもずばり『CABBEGE MOON』。アメリカ出身の作家ジャン・ワールによって書かれました。どんなお話かと言うと…空の月がキャベツだと知っているお姫さまアデルギーサと犬のジェニー。ふたりは、キャベツの月をとても気に入っており、いつも眺めていました。しかし、ある日ロレンゾ・スキンクという欲張りな男がそのキャベツの月を盗んでしまいます。それに気がつきアデルギーサ姫とジェニーはロレンゾを追いかけます。アデルギーサ姫は途中の木にひっかかり動けなくなってしまいますが、ジェニーはロ...17May2016news日々の絵本
「THE MOTHER GOOSE TREASURY」RAYMOND BRIGGSレイモンド・ブリッグズの本は誰もが見たことがあるのではないでしょうか。実際に手に取ったことはなくても、その絵を見れば、きっとほとんどの人が何処かで見た記憶はあるかと思います。この世界的に知られる漫画家/イラストレータ/絵本作家の代表作は?と問われればきっと「さむがりのサンタ」や「スノーマン」もしくは「風が吹くとき」を多くの方が挙げるかとおもうのですが、絵の仕事に関して言えば個人的にはこの「THE MOTHER GOOSE TREASURY」を挙げたい思っています。お話は勿論マザーグースのお話/歌ですが、200頁を超えて収録されているそのマザーグースのお話や歌に、ブリッグズがそれぞれ小さなカット、見開きの大きなカラーイラストを含め、多...16May2016news日々の絵本
5月16日新入荷商品本日新入荷商品では洋書絵本、フランス文学系などが入荷しました。まずは絵本からです。「CABBAGE MOON」Adrienne Adams「THE STORY OF THREE BEARS」ELEANOR MURE「The Knitted Cat」Antonella Bolliger-Savelli「Ich weiß etwas was du nicht weißt」Maria Enrica Agostineli「THE BUTTERFLY'S BALL AND THE GRASSHOPPER'S FEAST」William Roscoe「THE PEACOCK"AT HOME"」Mrs.Dorset「THE MOTHER GOOS...16May2016入荷情報
「鳥のうたにみみをすませば」オタ・ヤネチェック Ota janecek愛鳥週間にちなんで、本日も鳥の本をご紹介させていただきます。今日ご紹介する本は先日買付けに行ったチェコの作家で、当店がとてもおすすめしたい作家でもありますオタ・ヤネチェック絵「鳥のうたにみみをすませば」です。ヤネチェックはあちらの小学校の教科書の挿画を務めるほどの国民的な作家で、絵本も多数手掛けています。そのヤネチェックが得意とする鳥の絵を、たっぷりと楽しんでいただけるのがこちらの絵本です。大判で見開き1ページに必ずヤネチェックの美しい絵が入っているという贅沢な構成のこの本は、絵が物語を引っ張っていっていると言っていいくらいかもしれません。その理由に、この物語を書いているこちらもチェコの有名な作家フランチシェック・ネピルが 、おはな...13May2016news日々の絵本
5月13日新入荷商品本日新入荷商品では昨日に引き続き幻想文学関連を更新しました。ジュール・シュペルヴィエル、世界幻想文学大系のシリーズが入っております。どうぞオンラインストアで御覧ください。13May2016入荷情報
5月12日新入荷商品本日新入荷商品では幻想文学関連がまとめて入っております。まとまった買い取りが有りましたので、本日、明日と幻想文学関連をまとめてあげさせて頂きます。ジュリアン・グリーン全集、シャルル・ノディエ選集など、いろいろと入っております。是非オンラインストアで御覧ください。12May2016入荷情報
「THE LITTLE HEN AND THE GIANT」Maria Polushkin Yuri Salzmanこの「THE LITTLE HEN AND THE GIANT」の作者ユリ・サルツマンはソ連生まれの絵本作家です。ソ連国内で彼はとても人気のある絵本作家でしたが、1970年代のある時期から反国家的な文化人とされ、創作活動を国内ですることが出来なくなってしまいました。そこで家族とともにアメリカへ渡り、作品を持って出版社を周り、この「小さなめんどりと大男」の絵本の仕事を得ることが出来たそうです。お話はどんなお話かというと、めんどりのクロッカは産む卵を、いつも大男に盗まれていました。クロッカが怒っても、大男が恐ろしく誰も相手にしてくれません。ある日、とうとうクロッカは耐えられなくなり、大男をやっつけようと、出掛けて行きます。その道中でキツ...12May2016news日々の絵本