2018.12

年の瀬に慌ただしく時間が過ぎていく中でも、時折は今年一年のことを思い出して、カレンダーにつけていた様々なしるしがもう色褪せていることを少し寂しくも思いますけれど、新しいまだ真っ白な日付は、何処までも清く映るので、一年の終わりのカレンダーを掛け変えるときの、寂しさとそれと期待が入り混じったこの作業をなんとなく好ましく思ったりしています。本日、今年最後の商品の更新をさせて頂きました。カレンダーというのとは少し違うのですけれど、本日はケイト・グリーナウェイのALMANACKです。これもちょうど一年ほど前に入荷して以来の更新ですね。今回入荷したものは（と言っても買ってきたのは今年の4月にパリで買ってきたものなのですが）、1883年英語版と、...

本日の新入荷商品を更新しました！本日で今年最後の更新となります。今日はケイト・グリーナウェイのALMANACKを更新しました！1883年と1884年版です。1884年版はフランス語版。83年版のものはイギリス版です。グリーナウェイのアルマナックはこの83年から制作が始まったので、これが最初のものですね。この2冊につていはまた詳しくご紹介をさせて頂こうかと思います。本日は他にもアレマーニャ、ツヴェルガーほか、ドイツの洋書絵本など、更新しております。ぜひご覧ください。本年も当店サイトを御覧いただき誠にありがとうございました！来年もお客様に面白いと思ってもらえるような本を色々と更新出来るように努力致しますので、どうぞ宜しくお願いいたします...

本を幾らか読んでいると、例えばある季節、ある天気のときに、ああ、これはあの本の中の、あの場面のような空だ、なんて思うことが度々あって、そうすると、目の前に広がっている世界に、自分の中に溜め込んでいたフィクションの世界が重なって、他の誰かにとってはただの冬の日でも、いつもよりも不思議な奥行きをもって、その寒さを感じられることがあったりします。これは別に本だけじゃなくて、すべてのフィクションに言えることですけれど。それは季節の現象だけじゃなく、もっとひとつひとつの物自体に広がっていっていることもあって、たとえば花。プルーストで言えば、マドレーヌ。この花束は、あの本の中の、あの花と一緒、なんて。現実の世界にフィクションを持ち込む欲望は古来...

昨日はOttilia Aderborgを更新／紹介させて頂きましたが本日はブーテ・ド・モンヴェルです！昨日のオッティリアの本はもう2冊ともに売れてしまいましたので、欲しかったけど買えなかった！という方はお手数ではございますが、また再入荷お知らせのご登録をして頂ければと思います。該当の商品ページにてご登録が可能です。昨日の「PRINSARNES BLOMSTERALFABET」は紹介しましたように古い刷と新しい刷（といっても1977年ですが）の商品ページが出来ておりますので、ご希望の方で（または両方）ご登録をお願いいたします。再入荷した際は、その本が近い発行年の方の商品ページで更新をさせて頂きます。さて、こちらのモンヴェル／アナトール...

22日、23日は天王洲コレクションへお越し頂きありがとうございました。御礼の投稿が遅くなってしまい申し訳ございません。いつもinstagram見ていますと声を掛けていただいた方々や、ふらりと立ち寄って頂けたにも関わらず、当店を気に入って頂けた方などと、色々なお話が出来て楽しい時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。また、本日25日からは当店も参加させて頂いている京都、恵文社一乗寺店の冬の大古本市が始まっております。こちらは1月7日までです。盛況と聞いておりますがどんな様子なのでしょうか…。展開などはすべて恵文社さんにお任せしているので、会場の様子などまだ自分もわからず…とてもとても気になっています…！！もし行かれた方お...

本日の新入荷商品を更新しました！今週は年内最後の更新になりますので、金曜日まではちょっと特別な本の更新をさせて頂こうかと思っております。本日は当店でも再入荷リクエストをとても多く頂いておりましたオッティリア・アーデルボリのABCブックを更新しております。それも1977年版のものと1892年の初版と思われる二冊を更新しました！1977年のものはちょっと信じられないくらい良い状態です。紙もコート紙ではなく、紙の質感を感じられる紙が使われております。1892年のもののほうはリトグラフ刷りです。こちらは状態はイマイチなのですが、印刷の美しさ、雰囲気は抜群です！他にもエイドリアン・アダムス、バンジャマン・ラビエ、エッダ・ラインルなどなど様々更...

恵文社さんの古本市（12/25〜1/7）の準備と、明日、明後日の天王洲コレクションへの準備などで今週は本の紹介、新着商品更新が少なくなってしまいました。申し訳ございません。本日は更新しております！恵文社さんには今日、本を送りました。面白い本、たくさんあると思います。ほぼ、新着商品です。特別な本もいくつか送って、中にはエルンスト・クライドルフの1911年刷り（リトグラフ）の絵本なんていうのもございます。美しく、素晴らしい絵本なので、見に行くだけでも是非、お願い致します。そして明日、明後日の天王洲コレクションでは、instagram／当店のサイトを見ています、と声掛けて頂いた方にはささやかなクリスマスプレゼントをご用意しております。チェ...

本日の新入荷商品を更新しました！恵文社さんの古本市の準備やら今週末の天王洲コレクションの準備やらで更新が届こうってしまい申し訳ございませんでした。本日は新着商品更新しております！ベスコフの1946年刷の絵本や（状態に難あります）、ロバート・ブライト、マージョリー・フラックの70年頃の刷りの絵本（マージョリー・フラックのものは印刷が美しく状態もかなり良くおすすめです！）、エルザ・アンリケ、カレル・フランタの絵本（お話の作者のWilli Fahrmannのサイン入り！）、カーライのちょっと珍しい絵本、そしてジャクリーヌ・デュエームの「L'opera de la lune」（2007年新版）など入っております。ジャクリーヌ・デュエームの絵...

夏のはじまりや終わりの感触よりも、冬の始まりや終わりの感触のほうがそれぞれに際立って感じられるのは、クリスマスだったり、お正月だったり、そういった行事に季節が彩られているのが冬だからなのでしょうか。お正月を過ぎたあとの間延びしたようなゆるい気持ちと、冬のピンとした空気の対比も好きですけれど、クリスマスの近づく夜、そしてその当日の、ひっそりとした、厳かな空気もとても好きです。この夜に、世界中で多くの人がクリスマスをお祝いしているのだと思うと、なんだか不思議な気持ちになります。クリスマスの絵本も色々ありますけれど、その多くのクリスマス絵本はあのクリスマスイブの夜の特別な雰囲気、空気をその土台に置いていると言っても言い過ぎではない気がしま...

一昨日の天王洲ハーバーマーケットにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。いつも来て頂ける方、初めて来ていただいた方、instagramを見ています、と声を掛けていただいた方、お会いできて、とても嬉しかったです！今週末12/22(sat.)23(sun.)にも同じ天王洲で「天王洲コレクション」というヴィンテージファッションに特化したマーケットイベントに出店をさせて頂きます。世界各国から買い付けられた古着／ヴィンテージファッションアイテム、古今東西のファッション交流の場として天王洲寺田倉庫を舞台に開催されるイベントでございます。今回の天王洲コレクションVol.2のテーマは「GIFT」ということですので、当店もオリジナルの包装紙でのラ...