「うさぎのマシュマロ」クレア・ターレー・ニューベリーこの「うさぎのマシュマロ」をはじめとしてコルデコット賞(オナー賞を)4度も受賞しているクレア・ターレー・ニューベリーは、いつも猫を中心に身近なペットとしての動物たちを、愛情たっぷりに描いた絵本を作っています。「うさぎのマシュマロ」の主人公は猫のオリバーとうさぎのマシュマロの二匹が主人公です。オリバーは生まれてから一度も外へ出たことがなかったので、家の中にあるもののほかは何も知りませんでした。ある日、飼い主のティリーさんが「あなたをびっくりさせるものがあるのよ」と言ってふわふわのうさぎの赤ちゃん、マシュマロを連れてきたのです。そんな生き物がいるなんて、とびっくりしたオリバーは怖くて怖くて部屋の隅で縮こまってしまいます。オリバーがあまり...28Feb2017news日々の絵本
「数えかたけんきゅうしつ」馬場良和 山下勇三当店では所謂「学習絵本」はあまり扱わないのですが、この絵本はイラストがとても素晴らしかったのでつい仕入れてしまいました。イラストを手がけているのはグラフィックデザイナーとしても活躍した山下勇三さんですね。「数えかたけんきゅうしつ」とあるように算数の学習絵本で、日常生活の中で出会う色々な場面から数という抽象概念へ向かって、イメージを開いていくように、わかりやすく親しみやすい工夫がなされている絵本になっています。内容は小学生高学年程度の算数の内容で、その位の年齢でしたらもうこの絵本もひとりで読むと思うのですけれど、山下さんの手掛けるイラストがとってもオシャレなので、一緒になって読みたくなってしまう絵本なんです!山下さんは多くの広告デザイ...27Feb2017news日々の絵本
roof okurayama 2017/2/25 2/26昨日、一昨日とroofさんのミモザのイベントにいらして頂いて誠にありがとうございました。沢山の方にroofさんにご来店いただき、また当店もたくさんの方とお話をさせて頂き、とても楽しい二日間を過ごさせて頂きました!重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました。持っていった本に関しては色々と反省点もあったのですが、そうした点も踏まえて、今後はより良いお店になれるように努めていきたいと思っています。三年目に突入する当店の今後を、暖かく見守って頂けたら嬉しいです。こうしたイベントなども勿論とても大事にしていますが、基本的には当店はインターネット上の古書店です。先週は新入荷商品更新が少し少なくなってしまったのですが、今週からまたどんどんu...27Feb2017newsイベント
2月27日新入荷商品本日の新入荷を更新しました!今日は佐々木マキさんの絵本、クレア・ターレー・ニューベリー、岩波少年文庫の旧版(函入)などなど入っております。珍しいものも入っておりますので、オンラインストアでも是非ご覧ください。27Feb2017news日々の絵本
「あなはほるものおっこちるところ」ルース・クラウス モーリス・センダッククラウスがうたうとき、センダックのふでがおどりだす「はなをくんくん」などで日本でも多くの人に親しまれているルース・クラウス。彼女の書くおはなしは節のあるリズミカルな文章で綴られたものが多く、それらはまるでうたうように、流れるように語られます。それはたとえば、落ち葉が風にのって、くるくると運ばれていくかのように。ことばが軽やかに踊るのです。『あなはほるもの おっこちるとこ』タイトルを聞いただけで思わず笑みがこぼれてしまいそうなこの絵本は、身近にあるものを簡潔に、ユーモラスに説明してゆく絵本です。タイトルにあるとおり、あなはほるもので、そしておっこちるものでもあるということ。そんな当たり前のことを、いくつもいくつも描いていきます。「おさ...24Feb2017news日々の絵本Blog
「チムシリーズ」エドワード・アーディゾーニ当店でも特に推している作家さんの一人ですので、イギリスの絵本作家、エドワード・アーディゾーニの作品は当店でも度々紹介して来ました。その代表作品でもあるチムシリーズですが、日本では幾つかの巻を除いて重版がされていない状態で、ここ7、8年ほどは手に入れづらい状況が続いております。今回当店に入荷した「チムひょうりゅうする」「チムとうだいをまもる」「チムのいぬタウザー」「チムさいごのこうかい」も、そうした本のひとつなんですね。このシリーズは船乗りに憧れる少年チムの、冒険の物語です。チムは色々なきっかけで度々海に出て冒険をし、そして大きく成長して帰ってきます。仲良しの船長さんやボートのおじさん、友達のジンジャー、シャーロット、愉快で気のいい登...23Feb2017news日々の絵本
2月23日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日絵本でははエドワード・アーディゾーニの「チムシリーズ」の手に入りづらい巻数が幾つか入っております。他にもエルンスト・クライドルフ、堀内誠一など、読み物ではスーザン・ソンタグ、ボルヘス、山田稔など、当店らしいラインナップで入荷しております!オンラインストアでもどうぞご覧ください。今週は週末にイベントが控えているため、オンラインストアでの新商品の更新が少なく申し訳ございません。それではどうぞよろしくお願いいたします。23Feb2017入荷情報
「クレーン(旧版福音館版)」ライナー・チムニクライナー・チムニクのことを、ドイツの絵本作家/児童文学作家といっても何だかあまりしっくり来ない気がします。その作品を「子ども向け」などと言って一括りにしてしまうには、あまりに勿体ないと思うんです。大人が読んでも楽しめる、そこらじゅうに溢れている一見「大人向け」の小説よりもずっと深く、愉快で、切なく、楽しい物語を語ってくれる特別な作家だからです。このチムニクの「クレーン」と言うお話は、クレーンに魅せられたひとりの男の一生を見つめたお話なんですね。ある町にクレーンが建ちます。そのクレーンの建築工事をする若者たちの中に、狂おしいほどクレーンに魅せられた若者が一人いました。ひょんなことから、その男はクレーンを操るクレーン男に任命され、クレー...22Feb2017news日々の絵本
Roof Okurayama 2/25(sat)2/26(sun)先日もお知らせさせていただきましたが、今週末の土曜日、日曜日は東横線、大倉山駅近くのカフェ、roofさんのイベントに当店が出店いたします!予報では天気も良さそうなので、大倉山のお散歩と一緒に如何でしょうか?ちょうど大倉山の梅林も見頃を迎えていますよ。roofさん以外にもコーヒショップやパン屋など見どころがある街ですので是非お立ち寄り下さい。instagramやサイトを見て頂いている皆様とお話できるのを楽しみにしています!また、当店在庫商品の中から、実際に手にとって見てみたい本などがございましたら持って行かせて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。高額商品でも問題ありません。それではどうぞよろしくお願いいたします。21Feb2017newsイベント
「ぼくのだいじなあおいふね」ディック・ブルーナ2月16日にうさぎのミッフィーちゃんで知られるオランダのデザイナー/絵本作家であるディック・ブルーナさんが亡くなられました。89歳でした。当店でも紹介したことがありますが、そのシンプルで親しみやすいながらも洗練された絵は世界中で愛され、特に日本ではその人気も本国に次いでと言われるくらいでしたね。「ブラックベア」に代表されるような洒脱で優れたデザイン性感じさせる作品から、「うさこちゃんシリーズ」のように本当に小さなお子様が楽しめる作品まで幅広い年齢層に愛されてきましたが、今日紹介します「ぼくのだいじなあおいふね」はまたちょっと違う絵本かもしれません。この絵本は耳の不自由な男の子「ベン」の日常を描いたお話なんです。付けている補聴器のこと...20Feb2017news日々の絵本
2月20日新入荷商品本日の新入荷商品を更新致しました!本日はディック・ブルーナ「ぼくのだいじなあおいふね」鈴木義治「バイオリンの村」柳原良平「まほうつかいのでし」ほか、長新太、井上洋介、司修、スロボドキーナ、スズキコージなど和書絵本をまとめて更新いたしました!是非オンラインストアでご覧ください。20Feb2017入荷情報
「DER GANSEGENERAL UND SEINE SOLDATEN」Lothar Meggendorferロタル・メッゲンドルファーの名前を聞けば、まず仕掛け絵本のスタイルを確立した作家としてその名前は記憶されているでしょうか。日本ではその名前を冠した仕掛け絵本専門店「メッゲンドルファー」さんもありますのでなおそうなのかもしれませんが、彼は本当に多作で、仕掛け絵本だけではなく、多くの絵本も作り(100冊以上)、そこでは文章、絵ともにほとんどを自分で手掛け、また自身の名前の付いた雑誌まで創刊するほど(それは彼の死後まで発行され続けました)彼は本の仕事に生涯の精力を注いだ人物でした。こちらのベルリン・コレクションの中の一冊「ガチョウ将軍とその兵隊たち」はメッゲンドルファーの仕掛け絵本ではない絵本作品の一つで、表題作品のほか「踊り熊」「高利貸...17Feb2017news日々の絵本