「PRINSARNES BLOMSTERALFABET」Ottilie Adelborgs(1855-1936)

今日は1970年代のスウェーデン絵本が2冊入荷しましたので、その中の1冊をご紹介します。

こちらはスウェーデンの画家/絵本作家、Ottilie Adelborgs(1855-1936)のABCブック「PRINSARNES BLOMSTERALFABET」です。

オッティリア・アーデルボリの絵本は日本でも1冊だけ(恐らく)ではありますが、翻訳出版もされております。「さっぱりペレとめちゃめちゃ村のこどもたち」という作品です。読んだことのある方もいますでしょうか。

作風はベスコフやオルファースなどを思わせる部分もありますが、彼女たちよりも年上の作家ですね。

この辺りの絵本作家の共通する作風は恐らくモンヴェルから来てるのでしょうか。モンヴェルは1850年生まれでアーデルボリよりは5歳上ですね。この辺りの絵本作家の影響関係は複雑に絡みあっておりますので、深入りはやめておきますけれど、アーデルボリは先に上げた有名な絵本作家たちにも引けをとらないほどの魅力的な絵を描く作家です。

この本では左ページにはそのアルファベットから始まる、スウェーデン語の花の詩、右ページにはアルファベットと花の妖精が描かれています。妖精たちの可愛らしく美しい姿には思わずため息が漏れてしまいます。

表紙も可愛らしいのですが、本を開いた時の右ページと左ページのレイアウトも美しく、開いて飾りたい本ですね。

投稿した写真では木工作品を作っていらっしゃるLa goutteletteさんの什器を使っています。これは壁掛けタイプで、本を開いたまま飾れるという今までにあまり無かったものかと思います。

今、La goutteletteさんと細かい部分を打ち合わせておりまして、当店で今後扱う予定でおりますので、楽しみにして頂けたらと思います!

またLa goutteletteさんとはコラボレーションをして、当店のオリジナルの商品も現在作って頂いているところなんです!

こちらも近々お知らせ出来ると思いますので、もう少々お待ち下さい。

当店在庫はこちらです。

PRINSARNES BLOMSTERALFABET」Ottilie Adelborgs

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