1881年ドイツ生まれの絵本作家ジビュレ・フォン・オルファースは、10冊に満たない、数少ない作品だけを残し35歳の若さで夭折してしまったのですが、その作品はドイツ、日本を始め、100年経った今でさえ、多くの人に愛されています。
こちらの絵本はまだ日本語未翻訳の絵本「Konig Lowes Hochzeitsschmaus」(直訳で「ライオンの王さまの結婚披露宴」という意味だそうです)の最初の出版は1912年、彼女の作品の中でも最後の方の作品です。
日本でよく知られている「ねっこぼっこ/根っこのこどもたち目を覚ます」は1906年、「森のおひめさま」は1909年の作品です。
この「Konig Lowes Hochzeitsschmaus」のお話は、ライオンの王さまのお祝いのために、様々な動物たちが自分たちの一番の食事を持っていく、というお話ですね。
ロバやクマ、ブタ、うさぎ、ニワトリ、牛、そしてアザラシなどが一体何をライオンの王さまに持っていくのかは、実際に絵本を開いて見て頂きたいです。
オルファースの絵は、繊細で、それでいて可愛らしく、またその絵は装飾され、デザイン的にも美しく仕上げられています。クラシックながらも、全く古びない魅力を持っていますね。
この絵本では特に、画面の装飾にそれぞれのページで植物がひとつ中央に配置されているのがとても美しく感じられます。
オルファースの絵本がお好きな方、またベスコフやクライドルフが好きな方にもお薦めです。是非オンラインストアでもご覧下さい。
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「Konig Lowes Hochzeitsschmaus」Sibylle von Olfers
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