「こどもたちのはし」マックス・ボリガー シュテパン・ザブレル子どもたちが橋をかけてくれる、こんなことを言うときっと今の時代には、そんなのは素朴すぎる、なんて、そんな風に言われてしまうのかもしれません。マックス・ボリガーとシュテパン・サヴレルによる「子どもたちの橋」はどこまでも素朴な絵本です。しかしその素朴は高度に濾過された、精錬された末のもの。もしくはこの現実世界の、美しい抽象世界であるような気さえします。川を挟んで暮らす、二つの家族。大した理由もなく、互いにいがみ合っています。朝に陽が当たる家は、夕方に川の向こうの家を憎み、夕方に陽が差す家は、朝には川…18Oct2018news日々の絵本
10月18日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はケイト・グリーナウェイの19世紀刷の本「LITTLE ANN AND OTHER POEMS」や、ルドミラ・イジンツォヴァーの作品集、ブレヒトとピカソによる詩画集など、いつもよりもちょっと渋めの(マニアック?)ですが当店らしい、当店のお客様に喜んで頂けそうな本、更新しております!読み物もエリザベス・ボウエンの小説や、安野光雅/アンデルセンの「即興詩人」なども更新しております。ぜひご覧ください。18Oct2018入荷情報
「Die sechs Schwane」Antoni Boratynski今日はAntoni Boratynski(アントニー・ボラチンスキー)の絵本がいくつか入荷しております。1970年代後半に、日本語に訳された作品も少しだけありましたが今はもう絶版になって久しいですね。ポーランド出身のこの作家は、国際的な絵本の賞も、1987年のBIBの金のりんご賞など、多くの受賞歴があり、ヨーロッパをはじめとした多くの国でその絵本は出版されています。こちらはグリム童話「六羽の白鳥」の絵本です。数多くあるグリム童話の中でも、個人的にはかなり怖いお話の一つだと思っているのですが、如何でしょう…16Oct2018news日々の絵本
10月16日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はドイツ語絵本を多数更新しております!Antoni Boratynski、Gerhard Lahr、など可愛らしく美しい絵本が入荷しておりますので、ぜひご覧ください。16Oct2018入荷情報
「Pippi LANGSTRUMPF」Astrid Lindgren東京富士美術館での展覧会はもう終了してしまった「長くつ下のピッピの世界展」ですが、この後は、宮崎、京都、名古屋、福岡、愛媛などにも巡回するそうです。当店では先日、ピッピの作者アストリッド・リンドグレーンのドイツ語の本が多数入荷しました。40年ほど前にドイツに住まわれていた方からまとめてお譲り頂いたものです。リンドグレーン作品ではお馴染みのイロン・ヴィークランドが挿絵を描いているものをはじめとして、実写版のスチール写真からのピッピの写真絵本なんてものもございます!日本のピッピファン、リンドグレーン…15Oct2018news日々の絵本
Roof Okurayama 10/20(sat.)10/21(sun.)昨日、一昨日は下北沢Tokyo Book Parkにご来場頂き誠にありがとうございました。そして、今週末の土曜日、日曜日はいつも当店の本を置かせて頂いている横浜/大倉山のカフェ、roofさんでのイベントに出店させていただきます!roofさんでのイベントはもう何度も出させて頂いておりますけれど、ここがうちのお店としては一番落ち着くと言いますか、思い入れもあって、他の場所の出店の時は来て頂けると予想されるお客様を想定して色々と本を選ぶので、同じフローベルグでもその街のフローベルグになっていると思うのですけ…15Oct2018newsイベント
10月15日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はヤーヌシ・グラヴィアンスキーの楽譜絵本(ドイツ語)、エッダ・ラインルのドイツ語絵本、他にもセンダック、ベニ・モントレソール、ヘルメ・ハイネなど、洋書絵本を更新しております!Edda Reinlの絵本はなんとお話はマルティン・ブーバーが書いています!どれも素晴らしい本ばかりですので、ぜひご覧ください。15Oct2018入荷情報
「音の糸」堀江敏幸高々と言うほどのことでもないのですけれど、うちの店の名前「Frobergue」は17世紀の作曲家、Johann Jakob Frobergerを由来としていることもあるので、クラシック音楽と、名前だけは親しい本屋だったりします。本日更新した本の中の一冊、堀江敏幸さんの音楽エッセイの本「音の糸」は、堀江さんが幼い頃から親しんできた、様々なクラシック音楽との出会いの記憶を辿る、短い章の連なりからなる本です。多くの、音楽について触れている本と同様に、聴いたことのない盤の名前が出るたびに一旦読書を中断してメモを…11Oct2018news文学
10月11日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はアストリッド・リンドグレーンのドイツ語版の本、押し花の本など入荷しております。リンドグレーンの本はつい先日まとめてお譲り頂いた本で、状態もとてもキレイですよ!どれも1980年頃の刷りのものです。ドイツ語版で探していた方、お値段もお買い得かと思いますので、ぜひご覧ください。11Oct2018入荷情報
「Charlotte Steiner's ABC」Charlotte Steinerいつも言っているのですけれどABCブックが好きで今日も可愛らしいABCブックが入っております!このABCブックの作者Charlotte Steinerは、アメリカのヴィンテージ絵本ファンの方にはよく知られている作家かもしれませんが、日本での翻訳作品はないので、今はじめてその作品を見る方も多いかもしれません。1898年チェコ/ボヘミア出身の彼女はウィーンで育ち、パリなどでも学びましたが、1930年頃を過ぎ、社会情勢に不穏な気配が漂いはじめると、ユダヤ系であったシャーロットたちは戦火を逃れ、38年にはN…10Oct2018news日々の絵本
10月10日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日は1940's〜60'sにアメリカで活躍した絵本作家シャーロット・スタイナーのヴィンテージ絵本を入荷しております。状態の良いもの、悪いもの、とっても珍しいもの、人気のもの、様々ございますので是非ご覧ください。ジャクリーヌ・デュエームのフランス語絵本も数冊入荷しましたのでどうぞこちらもご一緒に御覧ください。10Oct2018入荷情報
「Hans Andersen's FAIRY TALES」Maxwell Armfield10月いっぱいは、お一人様一回、また1000円以上のお買い上げの際に限るのですが10%offでお買い物が出来ますので、是非この機会にご利用下さい。本日も色々と面白い絵本、珍しい絵本入荷しております。こちらはMaxwell Armfieldが挿絵を描いたアンデルセン童話集です。イギリス生まれの、20世紀前半を中心に活動したMaxwell Armfieldはアーツ&クラフツ運動の影響下にある画家のひとりです。日本ではそこまで知られている作家ではないかと思いますが、その描き出す絵は、繊細で美しく、それでいて優しい…09Oct2018news日々の絵本