昨日はOttilia Aderborgを更新/紹介させて頂きましたが本日はブーテ・ド・モンヴェルです!
昨日のオッティリアの本はもう2冊ともに売れてしまいましたので、欲しかったけど買えなかった!という方はお手数ではございますが、また再入荷お知らせのご登録をして頂ければと思います。該当の商品ページにてご登録が可能です。
昨日の「PRINSARNES BLOMSTERALFABET」は紹介しましたように古い刷と新しい刷(といっても1977年ですが)の商品ページが出来ておりますので、ご希望の方で(または両方)ご登録をお願いいたします。
再入荷した際は、その本が近い発行年の方の商品ページで更新をさせて頂きます。
さて、こちらのモンヴェル/アナトール・フランスの「FILLES ET GARCONS」も前回入荷したのはちょうど1年前でしょうか?大変お待たせしました!
2017年の11月の末にパリで買ってきた記憶があるのですが、そのときの本は遊び紙が切り取られ、タイトルページも一部切られてしまっているものでしたが(その分お安くしておりましたが)、今回のものは、大分良い状態のものです。
刷は1930年頃のものですね。出版年の記載はないのですが、出版社の表記名、印刷所の表記の違いでそれは確認できます。勿論刷はリトグラフです。
元々この2冊の絵本は1887年に1冊の「NOS EANFANTS」と言うタイトルで出版された1冊の絵本だったのですが、1900年以降は2冊「NOS EANFANTS」と「FILLES ET GARCONS」に分冊された絵本なんです。
アナトール・フランスとモンヴェルはこの本の制作の前より親交があったそうです。はじめにモンヴェルが子どもたちをモデルに描いたクロッキーをフランスに見せ、それにインスピレーションを受けたフランスが短いエッセイ集を書きました。
そこからまたモンヴェルが挿絵を描き、本書が誕生したのでした。
ちなみに当店もポップアップストアを出させて頂いた鹿島茂さんの「フランス絵本の世界」展の図録の表紙の絵はこの絵本からです。
アナトール・フランス/モンヴェルの描く、可愛らしい子どもたちの情景を、美しい絵本で是非楽しんでください。
当店のモンヴェルの本はこちらです。
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