「Robinson Crusoe」Feodor Rojankovsky幼い頃、熱心に読んでいた本のひとつにジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」があるのですが、これがあまりに面白くてすぐに親に、こんな感じの小説他にもないのかと訴えて、たしか次に渡されたのがデフォーの「ロビンソン・クルーソー」だった気がします。「ロビンソン・クルーソー」も面白くて楽しく読んで次、次!と。そして渡されたのがスティーヴンソンの「宝島」で、でもこれは何だか当時の自分には読めなくて、だから私の冒険への熱は冷めていってしまったのですが、もしあの熱を維持し続けていたら違う人生だったかも、とそんな風に思うと寂しくも、何だか恐ろしくもあります。こちらはそんな当時の自分も楽しく読んだ小説「ロビンソン・クルーソー」の絵本ですね。なんと絵を書...19Jun2018news日々の絵本
6月19日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はリロ・フロムの、表紙が白鳥が美しく見るものをハッとさせる絵本「Die Schwanenjungfrau」や、ミルコ・ハナーク、先日紹介し、すぐに売り切れてしまったので再入荷のリクエストを頂いていたチェコの有名絵本作家の絵が多数掲載されている「CONTES ET JEUX pour chaque mois de l'anne」など、色々と入荷しております!読み物でも詩集が3冊、ボルヘス、マラルメ、ヴィヨンなど入荷しております。ご覧いただけたら嬉しいです。19Jun2018入荷情報
「エドワードとうま」アン・ランド オーレ・エクセルあまり触れ合ったことがないのでイメージの話で申し訳ないのですけれど、力強くてしなやかで、それでいて知性も感じられて、でもおとなしかったり結構臆病だったりもして…。ダーロフ・イプカーが絵本でよく描いているので読んだときにはいつも思うのですが、でも都会ではあまり出会う機会がないからすぐ忘れてしまうんですけれど…、馬って…素敵ですよね!本日はオーレ・エクセルの絵本と、彼が装丁を手がけたヘミングウェイの小説(スウェーデン語版)などオンラインストアに更新しております。この絵本「エドワードとうま」は日本で初めて翻訳出版されたオーレ・エクセルの絵本作品です。お話を書いているのはアン・ランド(アメリカのグラフィックデザイナー、ポール・ランドの奥様で...18Jun2018news日々の絵本
6月18日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はエバリン・ネス、そしてレナード・ワイスガードの洋書絵本が入ってきました。ともにアメリカの図書館の除籍本なのであまり状態はよくありませんが、日本では見る機会が少ない本かと思います。またドゥシャン・カーライのドイツ語絵本、ウォルター・クレインのオズボーンコレクション復刻本、日本語の絵本でもオーレ・エクセルの「エドワードとうま」や、以前紹介したことのある椎名誠さん、及川賢治さんによる「めしもり山のまねっこ木」なども。読み物でも私の大好きな映画監督「すべては映画のために!アルノー・デプレシャン発言集」や、熊谷守一の自伝エッセイ「へたも絵のうち」なども入っております。どうぞご覧ください。18Jun2018入荷情報
「Art Marche R」突然のお知らせですが、明日、日曜日に横浜、綱島のレコード/アンティーク/カフェのrさんの「アートマルシェ」に出店させて頂く事になりました!いつものように昨晩、うちのご近所にあるrさんで夜に珈琲を頂きながらお話をしていたら、そう言えば…と言う感じで出店のお話を頂いたので、受けさせて頂きました。今回のrさんのマルシェは「アート」に特化したマルシェということで、素晴らしいイラストレーターさんが多数参加致します。以下引用ではございますが…。絵本の挿絵や本の装画などのお仕事を始めとして様々な媒体で活躍する水沢そらさん。http://mizusawasora.com/数々のファッションブランドやアパレル企業とのコラボなど多方面で活躍のイラストレ...16Jun2018newsイベント
「あわれなフェドーラ」チュコフスキー トワルドフスキーほとんどご紹介できていないのですが、当店ではロシアの古いペーパーバック絵本も実は在庫しています。出店時には持って行くこともあるのですが、ロシア語の表記の問題などでサイトへのアップは現在見送らせていただいているんです。いつかまとめてご紹介できればと思っておるのですが、本日は日本語で楽しめるロシア絵本が入荷しておりますので、こちらをご紹介させてください。「幻のロシア絵本」復刻シリーズとして全10冊刊行されたうちの一つ、「あわれなフェドーラ」です。このシリーズは、2004年に芦屋市立美術博物館を皮切りに、東京都庭園美術館など全国6カ所で開催された「幻のロシア絵本 1920-30年代」展に合わせて作られたものです。そのシリーズ名にふさわしく...15Jun2018news日々の絵本
6月15日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はフェードル・ロジャンコフスキーの「Robinson Crusoe」やスティグ・リンドベリ、ベニ・モントレソールのABCブックなど入っております。どれも当店のお客様には喜んで頂けるような素晴らしい絵本です。他にもシュルヴィッツ、宇野亜喜良さんの絵本や、五味太郎さんの「絵本をよんでみる」(平凡社ライブラリー)などのほか、リチャード・パワーズ、常盤新平、野坂昭如などの読み物も入っています。ぜひご覧ください。15Jun2018入荷情報
「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」展 Pop up Store報告が遅れてしまいましたが、今週の火曜日に無事「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」展のポップアップストアを終了させて頂きました!ご来館頂いた方、当店のポップアップストアを覗いて頂けた方のおかげで盛況のうちに終えることが出来ました。会期終了一週間前にも商品の追加をさせて頂いたのですが、撤収の際にはその追加分もすべて売れてしまっており、最終日近くに行かれた方には、少し寂しい商品の品揃えになってしまったかもしれません。申し訳ございませんでした。引き上げたフランス絵本は、来週か再来週あたりにオンラインストアの方でupさせて頂く予定でおります。その際には何か、お客様に喜んで頂けるようなことが出来たら…と考えておりますので、楽しみに待って...15Jun2018news入荷情報イベント
「THE CIRCUS IN THE MIST(きりのなかのサーカス)」Bruno Munari1907年の10月のある朝、ぼくはミラノの都心にはだかで到着した。それまで、だれもそのことについて相談してくれなかったので、びっくりした。谷川俊太郎さんもあとがきで引用しているこの言葉は、ブルーノ・ムナーリが自身の経歴の最初につけた言葉、つまり彼自身の生誕をユーモアを交えて語った言葉なのです。1907年ミラノに生まれたブルーノ・ムナーリの作り出した数多くの作品には、そんなユーモアが溢れています。先週末に終了してしまいましたが、神奈川県立近代美術館葉山館で開催していた(この後各地を巡回予定)ブルーノ・ムナーリ展に先週のはじめに伺ったのですが、この展覧会でも、そんなムナーリの作品の底に流れるユーモアは一貫して感じられました。数年前に横須...14Jun2018news日々の絵本
6月14日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日はブルーノ・ムナーリの絵本を更新しております。こちらは後ほど紹介させて頂く予定ですが、「THE MIST IN THE CIRCUS」の古い刷りは色が美しいです!他にもシャーロット・ヴォークのマザーグースや50年代のWODER BOOKS、また読み物でもチムニクやトールキン本、タルコフスキー、池田満寿夫など様々入っておりますので、どうぞご覧ください。14Jun2018入荷情報
「あらしのひ」マーガレット・ブロイ・グレアム大人になると、荒天をただ不便に思うことの方が多くなるように思いますが、子供の頃はもっと、雷や台風にドキドキしたりワクワクしたりしていたような気がします。そんな気持ちを、この絵本を読んでふと思い出しました。あの、例えようのない昂揚感がページをめくるごとに蘇ってきたんです。マーガレット・ブロイ・グレアムは、代表作「どろんこハリー」シリーズで知られるカナダ出身の絵本作家ですが、その愛らしい動物や子どもの描写から、子どものための絵本という印象が強いかと思います。ですが、昨年復刊された「ほら なにもかも おちてくる」や、この「あらしのひ」を見ると、グレアムの持つ詩情的な絵の魅力に一気に引き込まれてしまいます。構成もその絵を十分に楽しめるように...13Jun2018news日々の絵本
「Wohin der Schlaf sich schlafen legt」Reiner Kunze Karel Franta夏の夜は青い。真っ黒ではなくて青、何処かそんな風に感じてしまうのは、きっと水のせいなのだと思います。梅雨に入り、例えば夜にふと目を覚ますと、寝苦しくて開けていた窓から雨音が聞こえる。窓を閉めようとカーテンを開けると暗闇の中で見えない雨が降っている。本日オンラインストアに更新させて頂いた本の中からの1冊、こちらはライナー・クンツェ詩/カレル・フランタ絵による「Wohin der Schlaf sich schlafen legt」です。日本でも「あるようなないような話」(和田誠・絵、絶版)など、その作品の幾つかは翻訳されているドイツ出身の作家ライナー・クンツェの詩にカレル・フランタが絵をつけた本です。ページをめくると、印象的な絵が幾つ...12Jun2018news日々の絵本