7月21日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日は当店ではいつも、入荷するたびにすぐに売れてしまうドイツの絵本作家リロ・フロムの絵本が入っております。本日は今まで当店に入荷したリロ・フロムの絵本では無かったタイプの、ペーパーバックの児童文学が2冊入荷しました。合わせてハードカバーのグリム童話集も入っております。他にもレナード・ワイスガードの絶版絵本や、ジャニナ・ドマンスカ、村山知義、メアリー・ブレアなども入っております。是非ご覧下さい。21Jul2017入荷情報
「JAMES AND THE GIANT PEACH」Nancy Ekholm Burkert今日の写真はいつもお世話になっているレコード/アンティークショップのR(dream on records)さんで撮らせて頂いています。本の後ろに写っているのはアメリカ製の70’sのカセットストレージ(¥12800)です。可愛いです!写っているものは家具、小物などは基本的に全て販売していると思いますので、気になりましたらRさんにお問い合わせ下さい。さて、今日の本はロアルド・ダール、彼の作った冒険とユーモアに満ちたその物語は、宮﨑駿さんも愛し、日本ではクェンティン・ブレイクが挿絵を手掛けたシリーズで親しまれていますね。こちらの「JAMES AND THE GIANT PEACH(おばけ桃の冒険)」の挿絵を描いているのは当店ではいつもお薦...20Jul2017news日々の絵本
7月20日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日は洋書絵本、素晴らしいものがたくさん入っております!中でもチェコのアーティスト、ボフミル・シュチェパーンの絵本/作品集を4冊更新致しました!当店では初めて扱う作家さんですが、シュルレアリスムやダダの流れを汲む、コラージュを使った作品を作る作家さんで、ユーモラスながらもちょっとだけ不気味なとても面白い本を作っています。是非ご覧ください。他にもナンシー・エコーム・バーカート/ロアルド・ダールの絵本のほか、日本語の絵本も絶版のものが多数入っております。読み物でもウェイン・ショーター評伝や、アルバニアの作家イスマイル・カダレの小説や、現代日本文学の極北、青木淳悟さんの小説なども入っております。どうぞご覧く...20Jul2017入荷情報
「Tinker Tailor Soldier Sailor」Maureen Roffeyイングランドの女性絵本作家、マウリーン・ロフィーの絵本が入荷しております。タイトルは「Tinker Tailor Soldier Sailor」もとはマザーグースの唄のひとつで、この後に「Rich Man, Poor Man,Beggar Man, Thief」と続きます。日本語に直すと「鍵掛け屋、仕立屋、兵士、船員、金持ち、貧乏人、乞食、泥棒」となりますが、石や果物の種で,男の子が将来を占ったり,女の子が結婚相手を占ったりするときの文句として唄われ、親しまれていたようです。日本にも同様の役割の唄が各地方でありますよね。私も小さい頃、左手のゆびの先と付け根を歌いながら数えた記憶があります。リズミカルにあらゆる種類の人を表すこの唄は、...19Jul2017news日々の絵本
「ちいさいおうち」バージニア・リー・バートンその不思議な感じは、バージニア・リー・バートンの最後の作品「せいめいのれきし」で顕になるのですが、この時を越えて愛される傑作「ちいさいおうち」にもその全ては刻まれているように感じます。この絵本を読む度に思うのは、ここには目には見えないはずの「時間」というものが刻まれていると感じるのです。大袈裟に言うならば、それは永遠とでも言うことができそうな、人の手には負えないようなもの、それがこの絵本に、この絵本の中のちいさいおうち(人間の手に届くもの)を通して描かれていると思うのです。この絵本の中に永遠の断片は、そこかしこに刻まれています。表紙のその絵から、その絵の向こうにある円そして螺旋といった宇宙的なものを感じずにはいられません。ちいさいお...18Jul2017news日々の絵本
7月18日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日は再入荷リクエストを頂いていたナンシー・エコーム・バーカートの「白雪姫と七人の小人たち」やリロ・フロムの絵本、他にもマーレン・リーデルのドイツ語絵本やチェコ絵本なども入っております。読み物でも宮澤賢治全集やヴィクトル・ペレーヴィンの小説なども入っております。是非ご覧ください。18Jul2017入荷情報
「XAVER DER RINGELSTECHER UND DAS GELBE ROSS」Reiner Zimnikこちらは以前「クレーン」を紹介したことのあるドイツの作家/絵本作家のライナー・チムニクのデビュー作「XAVER DER RINGELSTECHER UND DAS GELBE ROSS」(日本語未翻訳)です。ドイツ語原書版で、内容はわからないのですが、チムニクの魅力たっぷりの線画は数多く見ることが出来ますよ。その絵を見るだけでもチムニクのお話特有の可笑しみ、冒険、そして悲哀(チムニクを語る形容詞はこの3つに集約されると思っています)は感じられます。月夜のふくろう、永年に続くかと思われるほどに並ぶ家々の壁にひたすら釘を打つ男、騎士たち、花を持って踊る乙女、葉の落ちる木立の下の若者とヴァイオリンを弾く男、こうして描かれた絵を言葉にしてみ...13Jul2017news日々の絵本
7月13日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日は当店で度々紹介しお薦めしているリロ・フロムのドイツ語絵本が入っております。他にもチェコの作家オタ・ヤネチェックの作品集や日本語の絵本ではダーロフ・イプカーの絵本も入っております。また芸術書ではカンディダ・ヘーファーの写真集なども入っておりますので、是非ご覧ください。13Jul2017入荷情報
「プルーストの花園」マルト・スガン=フォント本日ご紹介する本は、絵本ではなく詞画集です。それも、ちょっと変わったコンセプトで作られている詞画集なんです。「プルーストの花園」と題されたこの本は、短い詞と、花の水彩画で綴られています。このプルーストとはもちろん、20世紀の西欧文学を代表するフランスの作家マルセル・プルーストのことですが、その半生をかけて書き上げた大長編小説『失われた時をもとめて』のマドレーヌはあまりに有名な話ですね。紅茶に浸したマドレーヌを口にした時、ふと幼少時代の記憶が鮮やかに蘇る、というものですが、そのマドレーヌと同じような役割をプルーストにもたらせたものに、サンザシやキンポウゲなどの花々が挙げられるのではないだろうか。それだけでなく、プルーストの小説のいたる...12Jul2017news日々の絵本
「すきまのじかん」アンネ・エルボー今日も素敵な絵本が入荷しています。アンネ・エルボーの「すきまのじかん」は昼と夜のあいだの時間、夕暮れ時の、時間のお話です。まだ、あかりをともすほど、くらくもなくかといって ほんをよんだり ぬいものをするほどあかるくはない じかん。ほんをひらいたまま、ページのなかの じは、ぼんやりとみえるだけでひとは、ものおもいにふけり、うっとりと、ゆめをみるのです。それは、おおかみでなければ、いぬでもないような じかんかげのぶぶんは、まだほんのすこし かがやきをみせ、じめんはくらく、そらは、ほんのりとあかるいすべてのものが しずかなあおいせかいの おとずれをまっているじかん。まるで詩のような文章で始まるこの絵本は、擬人化された「すきまのじかん」が夜...11Jul2017news日々の絵本
7月11日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日は絵本、芸術書など入っております。ビル・ヴィオラの本や、イッセイ・ミヤケ展図録、絵本では当店でも度々紹介しているクリスティーナ・トゥルスカの絵本なども日本語の絵本でも、マーシャ・ブラウンの珍しい絵本「シンデレラ」「長ぐつをはいたネコ」も入っております。是非ご覧ください。11Jul2017入荷情報
「I Saw a Ship A-Sailing」Beni Montresor本日はベニ・モントレソールの「I Saw a Ship A-Sailing」が入荷しております。モントレソールは日本では「ともだちつれてよろしいですか」(コールデコット賞受賞作)の絵本で良く知られているでしょうか。絵本作品も幾つも描いているのですが、本当に多彩な芸術家で、舞台美術、オペラ演出、映画監督、衣装デザイナーなど様々な分野で活躍をしたアーティストなのです。彼が描いた絵本では、掠れた線と特異な色彩感覚で見るものを魅了するのですが、この「I Saw a Ship A-Sailing」ではその色彩感覚が文字通り爆発しています!まるで全ての色が反転しているかのような、強烈な極彩色の世界が創り出されており、そんな世界を旅する二人の少年...10Jul2017news日々の絵本