「Sommervogel」Ernst Kreidolfミナ・ペルホネンの皆川明さんをも魅了したクライドルフの絵本がこの「Sommervogel」です。2012年にBunkamuraなどで開催されたクライドルフ展の図録には皆川さん所有の1908年のこの絵本の初版本と共に、チューリッヒの古書店でのこの絵本との出会いのエピソード、クライドルフの絵に対する思いなど書かれています。当店に本日入荷した「Sommervogel」は最近の刷のものですが、日本では余り見ることがないので、目にするのは初めてという方も多いかと思います。擬人化された蝶々たちが主人公の、優しい色彩の美しい絵本です。そう言えば、以前イベントに出店した際に、クライドルフの絵本をまとめて数冊買って頂いたお客様がいたのですが、それはそ...15Feb2018news日々の絵本
2月15日新入荷商品本日の新入荷商品更新しました!木曜日なので、絵本以外のものを多く挙げるようにしている日なのですが、今週は月曜日が祝日だったために、更新日が一日少なかったため、本日は様々なジャンル織り交ぜてバランス良く更新させて頂いております!絵本ではエルンスト・クライドルフの絵本を更新しております!ベルリン・コレクションの復刻版、展覧会図録、そして最近の刷ではございますがドイツの出版社の復刻版「Sommervogel」が入っております!こちらはちょっと珍しいものなので、初めて見る人もいるのではないでしょうか。他にもアンディ・ウォーホルの絵本も入っています。読み物では小沼丹の本を三冊。小沼丹、大好きなんです。まだ読んだこと無い方には是非読んでほしいで...15Feb2018入荷情報
「A ROMANCE OF THE THREE Rs」Walter Crane本日はウォルター・クレインの絵本を幾つか更新しております。その中の一冊「A ROMANCE OF THE THREE Rs(三つのRの物語)」この「R」というのはReading/wRiting/aRithmeticの、読み、書き、算数の、三つの物語の学習絵本です。クレインの三人の子どもをモデルにしたと思われる、主人公の子どもたちの空想の冒険を通して、その三つのテーマが展開されています。学習絵本などと言っても、それは勿論ウォルター・クレインの本なのでこのジャンルでは信じられないほどに美しい絵本です。それでもクレインの他の絵本に比べると装飾的な要素は抑えめで、代わりに親しみやすさとでも言うような、愉快な感じが前面に出された作品になってい...13Feb2018news日々の絵本
2月13日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日はウォルター・クレインの絵本を更新しております。展覧会の図録や、美しい復刻版、絶版の日本語の児童文庫なども入っております。クレインお好きなは、是非御覧頂ければと思います。他にもエルサ・ベスコフ、マーシャ・ブラウンの絵本や、読み物なども更新しております。あわせて見て頂けると嬉しく思います。13Feb2018入荷情報
r marche 2/17(sat.)2月〜3月の出店予定のお知らせです!来週土曜日2/17日はいつもお世話になっているレコード/カフェ/アンティークショップのrさんのマルシェイベントに出店させて頂きます!DYGLなどでもお馴染みのRhyming Slangのブースや、イラストレーターの関川恵さんの似顔絵コーナー、kaaiさんのアクセサリー販売など、盛り沢山でございますので、遊びに来て頂けたら嬉しいです。そして3月3日、4日はroofさんのミモザのイベントに出店をさせて頂きます。roofさんのテラスにある一本のミモザの木が、きっとこのイベントの時には満開で、普段から素敵なroofさんが更に素敵な場所になるんです…!!こちらも遊びに来て頂けたらと思います。こちらはまた近く...11Feb2018イベント
「LOKOMOTYWA」Julian Tuwim Jan Marcin Szancer本日はパリ買い付け本を4冊更新しております。その中の1冊「LOKOMOTYWA」はフランスの絵本ではなくポーランドの絵本です。作者はともにポーランド出身の作家で、詩人のJulian Tuwimと画家/イラストレーターのJan Marcin Szancerの二人によって作られた絵本です。タイトルにもなっている「LOKOMOTYWA」はポーランド語で「機関車」の意味ですね。機関車が様々なものを乗せて力強く走っていく、そんなお話なんですが、このお話の他に2編(「おおきなかぶ」「鳥のラジオ」)のお話も載っています。そう、日本でも有名なロシアの昔話「おおきなかぶ」が載っているんですね。ポーランド語の絵本なので他のお話の詳細はわからなくとも、こ...09Feb2018news日々の絵本
2月9日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日は数が少ないのですがフランス買い付け本を更新しております!アンリ・モニエの絵本2冊とJosette Bolandの絵本、そしてこちらはポーランドの絵本なのですが「LOKOMOTYWA」という絵本を更新しております!どれも印刷が良くて、眺めているとうっとりとしてしまいます!是非ご覧ください。09Feb2018入荷情報
「THE CONFERENCE OF THE BIRDS」Peter Sisチェコ出身の絵本作家ピーター・シス。邦訳されたものも数多く出版されておりますが、ガリレオやダーウィンなどの伝記絵本が有名でしょうか。本日紹介する「THE CONFERENCE OF THE BIRDS」はピーター・シスの邦訳されていない作品のひとつです。絵本と言うには分厚く、画集のように見応えのある本なのですが、物語の基盤になっているのは12世紀のペルシアの詩人ファリードゥッディーン・アッタールの書いた「鳥の言葉」(「または「鳥の会議」)という長編詩で、彼がスーフィー(イスラーム神秘主義)から学んだ知識を物語にしたものだそうです。この遠い昔のアッタールの詩に関してはとてもここでは詳しく触れられないのですが、日本語でもこの詩を読むこと...08Feb2018news日々の絵本
2月8日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日は木曜日で、絵本以外のものを更新する日なのですが、明日、当店の都合で新入荷商品の更新が出来ないかもしれないので、本日は絵本、それ以外の本もバランス良く更新しております。チェコの詩人と画家の詩画集「svlekani hadu」は女性の美しいヌードデッサンの詩画集です。またミルコ・ハナークの絵本や、エイドリアン・アダムスの「CABBAGE MOON」なども入っております。他にもベーメルマンスの伝記本、オルファースの絵本、ヨゼフ・ウィルコンの珍しい絵本も入っております。図録ではキッズ・サイズ・デザイン展図録、またヘンリー・ミラーの大型本「不眠症あるいは飛び跳ねる悪魔」や50年代のファブリックデザイン...08Feb2018入荷情報
「NURSERY NONSENSE; OR, RHYMES WITHOUT REASON」チャールズ・H・ベネット 1829〜1867当店で度々紹介しているほるぷ出版の復刻版のシリーズですが、また美しい本が入荷しました。こちらはチャールズ・H・ベネット(1829〜1867)が挿絵を描いたマザーグースの本「NURSERY NONSENSE; OR, RHYMES WITHOUT REASON」です。見て頂けたら納得して頂けると思うのですが、緑の革装に金箔押し、天地小口の三方も金で、思わず、美しい本だなあと溜息してしまいます…。お話は勿論マザーグースで、ベネットがこの荒唐無稽のお話/歌をコミカルに楽しく描いていますよ。元版の刊行は1865年のロンドン。ただ単に本を物/デザインとして見る時には、古い本には古い本の良さが、新しい本には新しい本の良さがあると思います。この復...06Feb2018news日々の絵本
2月6日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日はほるぷ出版の復刻マザーグースを少し更新しております。アーサー・ラッカムのマザーグースを始めとしてどれも装丁、本の佇まいがまず素敵ですね!勿論中のイラストも雰囲気満点でいいですよ。ほか日本語絵本では「クリムトと猫」など色々と。森銑三の随筆なども入っておりますので、是非ご一緒にご覧ください。06Feb2018入荷情報
「シャーロットとしろいうま」ルース・クラウス モーリス・センダックわたしも大好きなルース・クラウスとモーリス・センダックのタッグ、この二人が作った小さな絵本「シャーロットとしろいうま」センダックには数多くの人気の作品がありますけれど、この絵本が一番好きだという人もなかなかに多いのではないでしょうか。ある女の子のところへ、生まれたばかりの白い馬がやってきます。馬の名前は「あまのがわ(Milky way)」ミルクのように真っ白なこの馬を、女の子はとても可愛がるのです。筋という筋もないようなお話で、詩のような短い言葉で、少女とこの白い馬、周りの人々、季節の移り変わりが描かれます。センダックの絵本でしばしば見られるように、それはまるで夢の中のようで、幾つもの現実的な感触を支える部分がするりと抜け落ちた不思...05Feb2018news日々の絵本