昨日も冬を感じる本を紹介しましたので、今日もそんな一冊を。
「Penguin’s Way」というレナード・ワイスガードが絵を描いている本です。
南極に生息するコウテイペンギンの生態を描いた絵本で、ジャンルで言うと科学絵本のひとつでしょうか。
よく知られているようにコウテイペンギンは南極のしかもかなりの内陸部の極寒地帯で繁殖をすることで有名ですが、そんなペンギンたちの旅路、繁殖から子育てを描いた絵本です。
内容的には他のペンギンの生態を書いたお子様向けの図鑑や本とそこまで差異はないのですが、この絵本が素晴らしいのはやはりワイスガードの絵ですね。
彼の他の絵本でもそのデザイン性の高さは随所に見られますが、この絵本ではペンギンは可愛らしくもありつつ、しかし形としてかなりデザインされた、単純化された姿で描かれております。
曲線と直線、そして少ない色数、ペンギンってこんなにもデザインされた形をした動物だったんだ(ワイスガードにそう思わされてしまうのです)、とほとんどうっとりしてしまいます。
「ペンギン」というモチーフをただひたすらに描いており、本の中にはペンギン、ペンギン、どこを開いてもペンギンばかりで、まるでワイスガードによるペンギンデザインの見本帳のようでもあります。
私もペンギンは好きですが、ペンギン好きな方に是非お薦めしたい絵本です。
こちらはアメリカの図書館除籍本なので押印、シールの貼り付け、貸出カードの貼り付けなどがございますので、商品状態を良くご覧になってからご購入頂ければと思います。
当店在庫はこちらです。
「Penguin’s Way」Leonard Weisgard
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