2月6日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日はほるぷ出版の復刻マザーグースを少し更新しております。アーサー・ラッカムのマザーグースを始めとしてどれも装丁、本の佇まいがまず素敵ですね!勿論中のイラストも雰囲気満点でいいですよ。ほか日本語絵本では「クリムトと猫」など色々と。森銑三の随筆なども入っておりますので、是非ご一緒にご覧ください。06Feb2018入荷情報
「シャーロットとしろいうま」ルース・クラウス モーリス・センダックわたしも大好きなルース・クラウスとモーリス・センダックのタッグ、この二人が作った小さな絵本「シャーロットとしろいうま」センダックには数多くの人気の作品がありますけれど、この絵本が一番好きだという人もなかなかに多いのではないでしょうか。ある女の子のところへ、生まれたばかりの白い馬がやってきます。馬の名前は「あまのがわ(Milky way)」ミルクのように真っ白なこの馬を、女の子はとても可愛がるのです。筋という筋もないようなお話で、詩のような短い言葉で、少女とこの白い馬、周りの人々、季節の移り変わりが描かれます。センダックの絵本でしばしば見られるように、それはまるで夢の中のようで、幾つもの現実的な感触を支える部分がするりと抜け落ちた不思...05Feb2018news日々の絵本
2月5日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日はチェコのカレル・スヴォリンスキーの絵本(アフリカのお話集)やアリス&マーティン・プロヴェンセン、Adrie Hospesなどの絵本が入っております。また以前紹介して、リクエストの多かったカール・ラーションの「Our Home」(今回入荷したものは最近の刷のもので、タイトルも違っています)も入っております。日本語の絵本でもスズキコージのちょっと珍しい絵本などもはいっておりますので、是非ご覧ください。05Feb2018入荷情報
「The Art of Nancy Ekholm Burkert」当店のお客様にもファンが多く、勿論当店でも特に力を入れているアメリカの絵本作家、ナンシー・エコーム・バーカートの作品集が先日入荷しました。こちらの作品集では彼女の絵本作品の絵の他に、人々の姿のスケッチや、彫刻作品なども見ることが出来ます。ナンシー・エコーム・バーカートの絵の素晴らしさは、そのリアリズムの表し方にあると思うのです。勿論省略や誇張は見られますが、生き物たちの形のバランスを現実のそれと同じように保ったままファンタジーの世界へ違和感なく落とし込んでいる、この筆さばきには驚嘆してしまいます。「可愛い」と「美しい」、この二つの言葉に優劣があるわけではないですけれど、彼女の絵は何処までも美しく、絵本によく見られる「可愛い」と言った...02Feb2018news日々の絵本
2月2日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日はKate Greenawayの1905年に出版された評伝本やジョン・バーニンガムによる未翻訳絵本、スティーヴンソンの子どものための詩「A Child's Garden od Verses」のClassic Illustrated Edition(ジェシー・ウィルコックス・スミス、マーガレット・タラント、ウィルビーク・ル・メール他)、日本語の絵本でもユーリー・ヴァスネツォフやアンドレ・エレの絵本なども更新しております!読み物でも堀江敏幸さんの翻訳の「パリの廃墟」ジャック・レダやこちらも堀江敏幸さんが解説を書かれている「小さな町」小山清なども入っております。是非ご覧ください。02Feb2018入荷情報
「雲の祭日」立原道造 山中現もう二月ですね。立原道造の詩に「浅き春に寄せて」という詩があります。早速ですが引用させて下さい。今は 二月 たつたそれだけあたりには もう春がきこえてゐるだけれども たつたそれだけ昔むかしの 約束はもうのこらない今は 二月 たつた一度だけ夢のなかに ささやいて ひとはゐないだけれども たつた一度だけそのひとは 私のために ほほゑんださう! 花は またひらくであらうさうして鳥は かはらずに啼いて人びとは春のなかに笑みかはすであらう今は 二月 雪の面につづいた私の みだれた足跡……それだけたつたそれだけ――私には……24歳で夭折したこの詩人(建築家でもありました)の、澄んだ冬の空のような感性で綴られた詩たちは、今なお多くの人に愛されてい...01Feb2018news日々の絵本
2月1日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日は木曜日ですので絵本以外のものを更新しております。読み物ではイヴ・ボヌフォワ詩集、トーマス・ベルンハルトの「ヴィトゲンシュタインの甥」、上林暁や青柳瑞穂のエッセイ、ラース・フォン・トリアーの対談本など、面白い本ばかりです。ビジュアル書ではGagosianギャラリーの本が入っています!そこまでページは割かれていませんがCy Twomblyやフランシス・ベーコンの作品が多く見ることが出来ます。他にも舟越保武「ナザレの少年」や小磯良平素描作品集なども入っております。是非ご覧ください。01Feb2018入荷情報
Frobergue at Cafe Roof Okurayamaいつも当店サイトやInstagramを見て頂きありがとうございます。本日はひとつお知らせをさせて下さい。いつも当店の本を置かせて頂いている横浜/大倉山のカフェroofさんにて、実際に当店の本を手に取り、当店がその本について説明をさせて頂きながら、お客様が本をご購入出来るようにしたいと思います。昨年11月末にもパリへ買い付けに行くなどして、段々と取り扱わせて頂く本の中にも高額の商品が増えてきました。当店は出来るだけ詳しく本の紹介をして、お客様に後悔がないように購入頂きたいのですが、やはり実際に届いて手に取ってみるとイメージと違うなどのこともあるかと思います。高額な本ではなおさらそのような後悔があると、当店としても本意ではございません。...31Jan2018newsイベント
「いちばん美しいクモの巣」アーシュラ・K・ル=グウィン ジェイムズ・ブランスマン先週、アーシュラ・K・ル=グウィンさんが亡くなられたとのニュースを目にした方も多いのではないでしょうか。SF、そしてファンタジーを基調とした作品は日本にもファンが多く、映画化もされたゲド戦記も有名ですね。彼女がお話を手掛けた絵本「いちばん美しいクモの巣」を、もう2年以上も前のことですが、当店で紹介したことがありました。本日この「いちばん美しいクモの巣」と「空飛び猫」(洋書4冊セット)をオンラインストアに更新しましたので、再掲になりますが、その時の紹介記事を転載させて頂きます。少し長いのですが…。濃淡のある橙一色に、黒の細い線が縦横斜めと規則的に渡る。中央には大きく「いちばん美しいクモの巣」の文字。クモは苦手。なので、クモの絵本にはあ...30Jan2018news日々の絵本
1月30日新入荷商品本日の新入荷商品を更新いたしました!本日はエッダ・ラインルの絵本が2冊入荷しております。日本ではほとんど紹介されていない作家のように思えますが、それが本当にもったいないくらいの素晴らしい作家です!他にもナンシー・エコーム・バーカートの作品集や先日お亡くなりになったル=グウィン作の絵本なども更新しております。是非ご覧ください。30Jan2018入荷情報
「しあわせなちょうちょう」ヤーヌシ・グラビアンスキーグラビアンスキーの描く、柔らかく輝く様な色彩が好きなんです。この人の描く絵を見るたびに、花の季節に思いが飛んで行くように、胸に暖かなものが広がっていく気がします。この本はポーランドの児童文学作家、イレーナ・ユルギェレビチェーバのお話にグラビアンスキーが挿絵を描いた「しあわせなちょうちょう」です。ある絵描きと、仲良しの子どもハーニャのお話で、ハーニャの誕生日に絵描きがハーニャのために絵を描くことになったことから話は始まります。ハーニャのリクエストは「何かしあわせなものを描いて!」このリクエストに応えるべく絵描きはちょうちょうを描き、そのちょうちょうに幸せかどうかを尋ねるのです…が…。絵描きとちょうちょうで、ハーニャのために幸せになるべ...29Jan2018news日々の絵本
「LES DOUZE PLUS BELLES FABLES DU MONDE」Andre Helle先日はラ・フォンテーヌの寓話(Fable)の絵本、アレクサンダー・カルダー、モンヴェルのものを紹介させて頂きましたがこちらはアンドレ・エレによる「LES DOUZE PLUS BELLES FABLES DU MONDE」(世界中の12の美しい寓話といったところでしょうか)です。アンドレ・エレは日本語訳でラ・フォンテーヌの絵本も出ているのですが、こちらはラ・フォンテーヌだけに限らないで世界中の寓話(Fable)の絵本になっています。その中には日本のお話「因幡の白兎」も入っていますよ。1871年パリ生まれのこの作家は、彼が活躍した1910年〜20年代から100年経った今の目で見てもとてもモダンに見えますね。堀内誠一さんも愛したこの作家...26Jan2018news日々の絵本