「HISTOIRE D'UNE BOITE A JOUJOUX」Andre Helle連日クリスマス絵本を更新しておりますが、今週から来週頭にかけて後50冊ほどは更新出来ればと思っております。こちらのアンドレ・エレの「HISTOIRE D'UNE BOITE A JOUJOUX」はクリスマス絵本というとちょっと違う気もしますが、この本の元となる「La Boîte à joujoux」は1913年のクリスマスの時期に発売されたものでした。少し話が飛んでしまいますが、ヨーロッパでは19世紀後半に、子どもにクリスマスプレゼントとして絵本を送る流行があり、それを商機に多くの出版社がクリスマスの時期には子ども向けの本の豪華な本など、クリスマスプレゼントに向いた子供の本を多く出すようになりました。この流行はすぐに定着し、20世紀...09Dec2020news日々の絵本
「FAVORITE CHRISTMAS SONG AND STORIES」Dellwyn Cunningham本日も先程、新着商品の更新をいたしました!クリスマス絵本を始めとした充実の新着商品の更新で21冊更新しております。蔵前のお店の工事は段々と完成に近づいておりますが、また遅れる要素が少しあり年内のオープンは微妙になってまいりました…。工事の遅れを自分がそんなに気にしている訳でもないので、何だか呑気ですみません。クリスマス絵本の中では再入荷リクエストをとても多く頂いていたウィルとニコラスの「クリスマスのうさぎさん」なども更新しておりますが、こちらの絵本ははじめて入ってきた絵本です。「FAVORITE CHRISTMAS SONG AND STORIES」Dellwyn Cunningham初版は1953年の本ですが、こちらは1978年版...04Dec2020news日々の絵本
「わたしのなかの童話 随想集」本日も少し遅い時間になってしまいましたがオンラインストア更新致しました。妻の出産がもういつでも、という感じなので、出産の際には自分が子どもを見ることになりますので、五日間ほどはお休みをしなければいけなくなると思います。ですのでそれまではオンラインストアをなるべく、1日に20冊以上は更新をさせて頂く予定でおります。できるだけ頑張ります。本日もクリスマス絵本の他にも色々と更新をしているのですが、こちらも当店のお客様には興味をもって頂ける一冊ではないでしょうか。「わたしのなかの童話 随想集」(1971年/絶版)という本です。著名な12人の作家の方々が(序文を書いている串田孫一も入れると13人)各々「童話」についての書き下ろしのエッセイ集で...03Dec2020news日々の絵本
「CHRISTMAS CRAFTS Things to make the 24 days before Christmas」Carolyn Meyer Anita Lobelもうあっという間に12月ですね。今年は特にそんな感じがします。うちの子どもも2歳になって、最近は絵本の「内容」をわかるようになってきているので、クリスマスの絵本も読んであげたいのですが、出産を控えて、妻と子どもは横浜の妻の実家へと行っているために自分が絵本を読む機会がなかなかなく、寂しいです…。そんなこんなで自分はまだ読んであげる事ができていないのですが、本日は新着商品でクリスマス絵本も少し更新しております。当店では定番のアンディ・ウォーホルの「Christmas at Tiffany’s」(フランス語版)やアニタ・ローベルが絵を描いたクリスマスにまつわる、クリスマスを彩る様々なものを手作りするための本「CRISTMAS CRAFT...01Dec2020news日々の絵本
「ぼうしのくに」南本樹蔵前のお店の工事を進めて頂いているのと同時に、店内で使う棚などの什器もアンティークのものを探してもらっているのですが、メインとなる大型の本棚として、ぴったりの凄いものがイギリスのオークションに出ると先日お話を頂き(幅4m高さ3m程の超大型ブックケースで、ヴィクトリア朝時代の田舎のお城から出たものだそう)、これは!と思い、何とか購入したいと希望を伝えていたところ、手に入れることが出来そうな目処がついたとの連絡を頂きました。金額も物凄いので…うちのお店に置けるかまだ確定ではないのですが、皆さんにお披露目できたら嬉しいな、と思っております。色々と楽しみなことは多いのですが、懐がものすごく寂しいです…。こちらは先日幾つかの絵本がまとめて入荷...26Nov2020news日々の絵本
「KREDKA KOLEGI EDKA」Maria Kownacka Maria Orlowska Gabrys今日は冷たい雨の日でした。蔵前のお店の工事は少し遅れているので、OPENは少し後ろにずれそうです。クリスマスまでには開けられると良いな、と思っているのですが年内はもしかしたら微妙かもしれません…。今日は紹介したい絵本はポーランドの絵本です。これも昨年買い付けてきた一冊ですね。「KREDKA KOLEGI EDKA」Maria Kownacka Maria Orlowska Gabrysポーランドの絵本はペーパーバックの絵本がすごく多いのですが(恐らくロシアの影響だと思います)、これもペーパーバックの絵本です。発行は1960年。色がとても鮮やかに出ていて、当時の印刷技術の高さも窺えます。何よりイラストを手掛けているMaria Orlo...25Nov2020news日々の絵本
「ルーシーのしあわせ」エドワード・アーディゾーニ今日も爽やかな天気でしたが、風の中にははっきりと、冬の匂いを感じる日でした。外に出るのも、家の中で本を読むのも、どちらにしても楽しい季節ですね。本日もオンラインストアに新着商品を更新しております。本日の更新分の中の一冊、エドワード・アーディゾーニの「ルーシーのしあわせ」は珍しい一冊ですね。1976年刷で、もう絶版になって随分と経つ本です。アーディゾーニの絵本で「ルーシー」と聞くと、チムシリーズの「ルーシー」を思い浮かべる事が出来ると思うのですが(その「チムとルーシーとかいぞく」は本日フランス語版を更新しております)、この絵本の主人公のルーシーは勿論、そのルーシー、ルーシー・ブラウンです。そもそも、アーディゾーニのチムの絵本はアーディ...23Nov2020news日々の絵本
「ZENGO ABC」Lukats Kato以前ハンガリーに買い付けに行った際に2000年以降の刷の復刻版を買い付けたことがあった、Lukats Katoの「ZENGO ABC」という可愛らしい絵本の1964年版が入荷をしております。復刻版とは違ってこちらはやや古い刷りなので商品状態としては汚れの目立つ部分もあるのですが、それを補って余りある印刷の美しさに見とれてしまいます。印刷はオフセットながらも発色が鮮やかでとても良く、古い絵本の魅力を存分に感じられるかと思います。このハンガリーの絵本作家Lukats Kato(ルカーチ・カトー)は可愛らしくもデザイン性の高いイラストレーションを見せてくれるので、お子様から大人まで幅広い年齢の方が楽しめるのではないでしょうか。親しみやすい...21Nov2020news日々の絵本
「HARRISON LOVED HIS UMBRELLA」Rhoda Levine Karla Kuskinこどもって、傘の魅力を見つけるのが本当に上手ですよね。雨の日、晴れの日、雪の日だけじゃもったいない!だって傘は隠れ家にも、盾にもなるし、独楽のように回したり、ひっくり返せばプールにだって。歯磨き粉は開けられなくなるけど、ピアノも片手でしか弾けなくなるけど、それでもさしていたい男の子、ハリソン。私自身、秘密基地にしたり、雨を集めるバスケットにしたり、傘にはたくさんの見立て遊びを教えてもらったように思います。親の気も知らないで、と今ならわかりますが、ハリソンの両親も家の中でまで傘をさし続けるハリソンには手を焼いていました。しかし、通り中を傘が埋め尽くしたある雨の日、大変なことが起きます。こどもたちがみんな傘をたたまないのです。ハリソンの...11Nov2020news日々の絵本
「イワンの馬鹿」トルストイ 作 ハンス・フィッシャー 絵 小宮由 訳本日のオンラインストアの更新では久しぶりに古書に加えて、新刊商品の更新もしております。その新刊の本は、こちら先月の10月に発売になった「イワンの馬鹿」レフ・トルストイ作 ハンス・フィッシャー絵 小宮由訳の一冊です。この本は、何と言いますか、色々と物語の詰まった一冊ですね。詳しくはこの本のあとがき/解説に譲りますが、トルストイの名訳で知られる北御門二郎のお孫さんである、小宮由さん訳によるトルストイのお話。トルストイのこの民話をフィッシャーの絵で、また、子どものための本の翻訳者である小宮由さんの訳で読むことが出来る。トルストイと聞くと、何やらかたそうな印象を与えてしまうかもしれませんが、子どもから大人まで、広く楽しめる作品です。そして何...07Nov2020news日々の絵本
「ぼくとおどりませんか」エズラ・ジャック・キーツキーツの本は過去に何度も入荷しておりますが、紹介したことはあったでしょうか?「ゆきのひ」でコールデコット賞も受賞しているエズラ・ジャック・キーツは、「ゆきのひ」をはじめ「ピーターのくちぶえ」「ピーターのいす」など、コラージュ作品が特に有名ではないかと思います。どの作品も文章量は少なめで、絵の力を信じ、その力を発揮できている数少ない作家でもあるのではないでしょうか。この「ぼくとおどりませんか」もその一つ。全くと言っていいほど言葉はありません。そして、内容もとってもシンプル。眠っている犬に、猫が話しかけます。「もしもしー ぼくといっしょにおどりませんか?」ページをめくると船乗りの制服に着替えた2匹が軽やかに踊りはじめます。次をめくると、...22Oct2020news日々の絵本
「空の王さま」ニコラ・デイビス 文 ローラ・カーリン 絵とても私的なことなのですが、鳥が好きです。なんでかと言われてもうまく答えられないのですが、やはり翼を持つそのフォルムなのでしょうか。「美学的に完璧なものが世の中に二つある。時計と猫だ。」と言ったのは「幸福論」で知られるアランですが、鳥もまた、完璧な姿のように思うのです。もちろん、様々な種類がいるので、一括りに話すのは難しいのですが。フクロウなんかの猛禽類は、猫にも似ていますよね。と、まるで本に関係ない話をしてしまったのですが、そうした個人的な偏愛もあり、鳥が出てくる絵本はそれだけで嬉しくなってしまいます。さらりと美しい、軽やかな鳥を描いてしまう作家さんには本当に憧れがあり、それはマティスやピカソに始まり、ヨゼフ・ウィルコン、オタ・ヤ...21Oct2020news日々の絵本