「Baumlegenden」Reiner Zimnik古い木が、自分の生まれるずっと前からその土地に生えている古い木が、住んでいる場所のそばにあるのは、なんだか嬉しいですよね。大きな木陰はいつも涼しくて、突然の夕立には雨宿りも(ちょうど今、窓の外で強い雨が降り出しました…)人々だけでなく他の生き物も静かに集まって空を見上げています。自分も大好きな作家のひとり、ライナー・チムニクのちょっと変わった本が本日は入荷しております。「Baumlegenden」(木の伝説)というこちらの本は、ドイツに実際に実在する(実在した)12本の木、その木のチムニクによるイラストと、伝説/お話が語られた本です。12本の木は、それぞれに振り分けられた12の月の、その季節の姿が描かれています。日本にも様々な巨樹、...03Aug2018news日々の絵本
「おみまい」矢川澄子 宇野亜喜良数えきれないほどの翻訳作品と、再話を手がけた矢川澄子さん。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」も、ブーテ・ド・モンヴェルが絵を描いた「ジャンヌ・ダルク」も、ジャン・ド・ブリュノフの「ぞうのババール」も私たち日本人はみーんな矢川さんの言葉でそのお話を知りました。自著にはエッセイなどの読み物も沢山出されていますが、実は矢川さん自身がお話を書いた絵本はほとんどありません。いえ、おそらく完全に矢川さんのオリジナル原作の絵本はただ一冊だけではないかと思います。それが、先日当店に入荷いたしました「おみまい」です。絵は見ておわかりのとおり宇野亜喜良さんです。詩人でもあった矢川さんの、一ページごとにほんのちょっぴりの言葉で紡がれた、短いお話。こ...03Aug2018news日々の絵本
8月3日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日は新しい刷のものですがモンヴェルの「VIEILLES CHANSONS ET RONDE」が入荷しております。モンヴェルは最近は更新するとすぐに売れてしまうので、気になっていた方はお早めにお願いいたします。また、珍しいものではライナー・チムニクの「Baumlegenden」(木の伝説)という本が入荷しています。こちらはドイツに実在する古い木と、それにまつわる伝説をチムニクが描いた本です。他にもイブ・スパング・オルセンのドイツ語絵本(紙が良い感じです!)、エルゼ・ヴェンツ・ヴィエトールの小さな絵本。日本語の絵本でもセンダックや宇野亜喜良が、読み物ではチェーホフ、ジョン・ケージ「サイレンス」、保坂和志...03Aug2018入荷情報
「Das Vaterunser」Bernadette Watts主の祈り。洗礼を受けた、というわけでもない人でも、キリスト教系の幼稚園などに行っていた人には馴染みがあるのではないでしょうか。「天にまします我らの父よ」この言葉で始まるお祈りの言葉、この祈祷文にバーナデット・ワッツが挿絵を付け、静かで荘厳な、美しい絵本にしたのがこの絵本「Das Vaterunser」です。描かれ、お祈りの言葉に付されたその絵は様々な場面です。お祈りの言葉自体と関係のありそうなものも、一見関係のなさそうなものもあります。小鳥たちがさえずる絵、母親が子どもに乳を与える絵、子どもたちがパンを切り分ける絵。貧しい子どもたちが裕福なひとりの子どもを有刺鉄線の向こうから眺めている絵、大雨の中を歩いている絵、雪道を薪を抱えて歩く...02Aug2018news日々の絵本
8月2日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日はバーナデット・ワッツのドイツ語絵本を入荷しております。日本語に翻訳されていないものも幾つもございます。他にもムナーリ、ラチョフ、サヴィニャックのポスター作品集や、佐野美津男の少年詩集、読み物でもユルスナール、ベケットなど、様々入っておりますので、ぜひご覧ください。02Aug2018入荷情報
Wrapping Paper Designed by Yuyaいつも当店サイト及びinstagramを見て頂きありがとうございます。かねてより、お客様からもリクエストがあり、当店としてもずっとご用意したいと思っておりましたラッピングペーパーがついに完成いたしました!デザインを手がけてくださったのは切り絵作家/イラストレーターのYUYAさんです。YUYAさんは雑誌・書籍やCDジャケットのイラストレーション、パッケージデザイン、フライヤーデザインなど様々なお仕事をされておりますが、最近では、東急田園都市線たまプラーザ駅にある複合商業施設「たまプラーザテラス」のメインビジュアルを担当されるなどして活躍しております。ラッピングペーパーのデザインは2種類。白地にブルーやグレーで爽やかに描かれた「本と鳥と...01Aug2018news