「LULLABIES AND NIGHT SONGS」Maurice Sendak Alec Wilder昨日に引き続きこちらも楽譜付きの絵本「LULLABIES AND NIGHT SONGS」はアメリカの作曲家アレック・ワイルダーが手掛けた子守唄と、モーリス・センダックの挿絵からなる絵本です。センダックは絵本の絵を描く時には、語られているものを描くのではなく、物語の言葉にされていない部分を描くと言っていました。だからマザーグースの歌ようにお話がどうとでも解釈できるものは、絵で新しく語りなおす事も出来て描いていて楽しい、と言っていた記憶もあります。この絵本のような、音楽の絵本でも、そうした自由に描く喜びがあったのではないでしょうか。センダックは一枚の大きな絵で、また、連続した小さなイラストで、それぞれの曲の物語を描き、絵で語っています...03Aug2017news日々の絵本
「きみ どこへゆくの?」エルサ・ベスコフスウェーデンの絵本作家エルサ・ベスコフの可愛らしい絵本が入荷しております。昨日の投稿では、花の絵本の紹介にクライドルフの名前を挙げましたが、このベスコフを思い出す方もたくさんいるのではないでしょうか。当店ではもう何度も取り上げておりますが、本日ご紹介する「きみ どこへゆくの?」は、これまでご紹介してきたものとは少し違ったつくりの絵本となっています。愛らしい登場人物や豊かな自然の描写が魅力のベスコフですが、同時にそのおはなしにもファンが多いかと思います。そのほとんどをベスコフ自身が手掛けているのですが、こちらの本は珍しくある女性との共著となっています。表紙には「エルサ・ベスコフ絵」に対し「アリス・テグネール作詞作曲」と書かれています。...02Aug2017news日々の絵本
「IM BLUMENHIMMEL」Sophie Reinheimer Else Wenz-Vietor花の絵本といったらやはりすぐに思い浮かぶのはスイスの絵本画家エルンスト・クライドルフの作品でしょうか。そんなクライドルフからの影響からも多分に受けたと思われる、ですが、世界中に数ある花の絵本の中でも(私も多分今までに100冊以上は花の絵本を見ていると思いますけれど)特に素晴らしいこの絵本は当店でも度々紹介をしているエルゼ・ヴェンツ・ウィエトールの「IM BLUMENHIMMEL」です。Sophie Reinheimerの花についての詩にヴェンツ・ヴィエトールが挿絵を付けた可愛らしくも美しい絵本で、先に挙げたクライドルフの絵本との共通する部分も見られます。クライドルフの処女作は1898年に「花のメルヘン」ですが、ヴェンツ・ヴィエトール...01Aug2017news日々の絵本
8月1日新入荷商品本日の新入荷商品を更新しました!本日も面白い本が色々と入っております。当店でもとても人気のあるモーリス・センダックの洋書絵本(日本語未翻訳)「LULLABIES AND NIGHT SONGS」をはじめ、セーラとペッカ、ワイスガードの「なつのいなかのおとのほん」、ペール・カストールのフランス語絵本、ベスコフが絵を描いている歌の絵本「きみどこへゆくの?」、アニタ・ローベルの「わたしの庭のバラの花」や、先日紹介し、すぐに売り切れてしまった「おばけ桃の冒険」(日本語版)などなど、是非ご覧ください。01Aug2017入荷情報