「TODDLECREEK POST OFFICE」URI SHULEVITZユリ・シュルヴィッツは「よあけ」や「ゆき」などが日本では親しまれているでしょうか。シュルヴィッツは1935年ポーランドのワルシャワ生まれ、と聞けばその人生の過酷さをすぐに想像してしまいます。戦火の中、少年期は各地を転々とし、その後イスラエルへ定住したのちアメリカへと渡り、絵本作家としての活動を始めました。1969年には「空とぶ船と世界一のばか」でコルデコット賞を受賞するなど、長年にわたり多くの作品を出版し80歳になった現在でも未だ現役で、2013年には「ゆうぐれ(日本での出版は2014)」を、2015年には「TROTO and the TRUCKS(未邦訳)」を出版しています。こちらの作品「TODDLECREEK POST OFFI...05Feb2016news日々の絵本
「THE BUNNY'S NUTSHELL LIBRARY」Robert Krausこちらの可愛らしい絵本はRobert Krausの「THE BUNNY’S NUTSHELL LIBRARY」です。作者であるロバート・クラウスは1925年生まれのアメリカの児童作家、出版人、カートゥーニスト(漫画家と風刺画家の中間のようなイラストレーターのことです)で、自身の作品を始め、多くの作品を世に出しました。始めはニューヨーカーでイラストの仕事などを手掛け、その後1950年代中頃より子どものための作品を作りだしました。1965年にはWindmillという出版社を立ち上げ、コルデコット賞を受賞したウィリアム・スタイグの「ロバのシルベスターとまほうのこいし」などをはじめとした多くの作品を出版しています。日本ではホセ・アルエゴがイ...04Feb2016news日々の絵本
2月4日新入荷商品本日新入荷商品の絵本では「めしもり山のまねっこ木」及川賢治「オーシャンワールド」ピーター・シス「おとうさんのちず」ユリ・シュルヴィッツ「太陽と月になった兄弟」秋野靱子他にも安野光雅さん、長新太さんの絵本など入っております。読み物では音楽書が2冊「実験音楽 ケージとその後」マイケル・ナイマン「音楽は対話である」ニコラウス・アーノンクールアーノンクールの著作は最近増刷されましたが、出版社品切れ中は古書価は高騰しておりました。もう一点のアーノンクールの著作「古楽とは何か」も版切れで値段は上がったままです。お安い今のうちにどうぞ。美術書ではマグリットの画集が2冊入ってきました。「MAGRITTE」MUSEE DES BEAUX-ARTS D...03Feb2016入荷情報
「OINK OINK」Arthur Geisert子ブタの絵本で知られるアーサー・ガイサートの「OINK OINK」です。日本語版は「プキー」ですね。日本語版とは言っても、本の中で出てくる言葉(?)はoinkしか無いので、英語版でも読むのに全く問題はありません。oinkは豚の鳴き声の擬音です。その繊細で深みのある絵は銅版画で描かれ、自身で「銅版画家の仕事場」という絵本も出版されています。版画の賞も受賞しているようです。ガイサートの絵本はどれも、その銅版画の醸しだすシリアスな雰囲気とガイサート独特のユーモラスなお話が融合した、ガイサートでしかありえない作品となっています。こちらの「OINK OINK」のお話は、ある朝、子ブタたちが母親がまだ寝ている間に寝床から抜けだして、農場の中を冒...03Feb2016news日々の絵本
2月2日新入荷商品本日新入荷商品では絵本と児童書のみ、まとめて入っております。「すてきな三にんぐみ」トミー・アンゲラー「サーカスのしろいうま」ささめやゆき「人魚ひめ」リスベート・ツヴェルガー「ねむれないふくろうオルガ」ルイス・スロボドキン「いろいろこねこ」アリス&マーティン・プロベンセン「ガリバーの冒険」安野光雅「わらべうた」ましませつこなどなど、他にも絵本入っております。児童書では別役実さんの童話集が入荷しました。「淋しいおさなか」「黒い郵便船」「山猫理髪店」などです。それではどうぞよろしくお願いいたします。02Feb2016入荷情報
「ひな」瀬川康男 Segawa Yasuo瀬川康男さんの本は以前もご紹介しましたが、第一回ブラティスラヴァ世界絵本原画展でグランプリを受賞するなど、日本を代表する絵本作家のひとりです。どの絵にも瀬川さんの描く伸縮自在な線の躍動が見て取れると思うのですが、この「ひな」はその中でも特別な一冊ではないかと思わされます。松谷みよ子さんとの共作なども多いですが、この絵本はお話も瀬川さん自身で手掛けられています。子犬は、初めて見るものに対して嗅いだり舐めたり噛んだり乗ったり、、すると、女の子と出会います。初めて見るものなので同じようにまた嗅いだり噛んだり乗ったり舐めたり、舐めたり、舐めたり、でもその女の子は舐めきれない。するとそれに返礼するように女の子は子犬を飾ったり飾ったり飾ったり、...02Feb2016news日々の絵本
「ALOIS」Max Bolliger René Villigerこちらは1931年生まれのスイスの画家/絵本作家であるRene Villigerの「ALOIS」という絵本です。ドイツで児童書の賞を受賞した本作を初め、幾つもの絵本を製作しています。見て頂くとわかるのですが、その絵は今にも動き出して本から出てきそうなほどの躍動感をもった線で描かれています。この本の判型も大きく、その魅力を余すところなく楽しむことができますね。お話はこちらもスイスの児童文学作家Max Bolligerによるものです。力の強い雄牛のアロイスは、自分の力の使い方を知らず、遂には羊たちと暮らしていた牧場から追い出されてしまいます。しかしアイロスはまた皆と一緒に居たいと牧場へと戻ってきて、、、。力強さと寂しさと喜びと、Rene...01Feb2016news日々の絵本
2月1日新入荷商品本日新入荷商品では洋書絵本入ってきております。「OINK OINK」Arthur Geisert「SAM & DAVE DIG A HOLE」Jon Klassen「UNE CLOSH POUR URSLI」Alois Carigiet他にもペーパーバック洋書絵本入っています。読み物では「見続ける涯に火が・・・」中平卓馬「監獄の誕生」ミシェル・フーコー「ヒア・アンド・ナウ」ポール・オースター J.M.クッツェーなども入っております。どうぞ宜しくお願い致します。01Feb2016入荷情報