「どうぶつたちのオーケストラ」イーロー・オーリンズ 文 ティボル・ゲルゲイ 絵 Tibor Gergely

ティボル・ゲルゲイの絵本は先日マーガレット・ワイズ・ブラウンとの「コウノトリのおはなし」を紹介しましたが、こちらはイーロー・オーリンズとの「どうぶつたちのオーケストラ」です。

お話の展開はほとんどなく、動物たちの暮らす町の、動物たちのオーケストラのコンサートの様子が描かれています。

はいいろあざらしはバイオリンを鳴らし、きりんたちはチェロを弾き、ひょうはハープでトラはホルン、ぞうはらっぱでらくだはマンドリン、指揮者のカバの振る棒に合わせてリズムをとって素晴らしい響き。

楽しい色使いと言葉のリズム(翻訳は詩人/小説家の小池昌代さんです)そしてたくさんの動物たちと、オーケストラの楽器の数々。オーケストラを見ている観客の一人になって、楽しむことができ、小さいお子様からの読み聞かせにぴったりの絵本ですね。

この絵本の原書初版は1958年にLittle Golden Booksのシリーズの一つとして出版されております。このシリーズについてはまた紹介したいと思っているのですが、安価で色の美しい絵本を数多く出版しているシリーズで、コレクターも多くいるそうです。

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