昨日upしましたハンガリーから連れて帰ってきた本の中から、今日はキノコの本をご紹介します。
本と言ってもこちらは綴じられているわけではなく、二つ折りのカード状のもの16枚に表紙が被せられている体裁になっています。
この本の詳細を当店でも調べたのですが、残念ながら情報が全く出ず、あまり分かりませんでした。発行はスイスの製薬会社「F. Hoffmann-La Roche」となっているので学術的な要素の強い本かと思われます。
何と言ってもこのキノコの本(カードブック?)はそのイラストが素晴らしいです。数あるキノコ本の中でも随一と思える美しさで、一流の植物図譜作家に引けを取らないほどにも思えます。
筆致、彩色、印刷、すべて美麗で、紙の経年変化の具合も雰囲気を漂わせています。
(出版年も不明なのですが、紙の状態から察するに恐らく1970〜80年頃のものと思われます)
また、綴じられていないため、写真のように額装して飾って楽しむことも出来ますよ。
キノコの本のコレクターの方は多いですけれど、そんなコレクターの方にも自信を持ってお薦めできるキノコ本です。
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