以前レホツキーの絵本は「木のうた」を紹介させて頂きましたが、こちらはレホツキーの画集「Vom goldenen Überfluß der Welt」です。
ジョールジュ・レホツキーは1901年生まれのハンガリー出身の建築家/画家で、幾つもの教会や修道院などの建築、内装やステンドグラスを手掛け、多数の受賞歴もあります。
レホツキーの本業はそういった分野なのですが、彼は自分の孫のために2冊の絵本を作ってもいます。その2冊が「木のうた」そして「鳥のうた」なのです。
この2冊の絵本がとても素晴らしいのです。
鳥や花や木々の歌声が聞こえるかのような、叙情的で、それでいてデザイン性も感じ、また淡い神秘性も認められる、美しい絵を描いています。
日本語訳は木島始さんが手掛けており、本当に素晴らしい絵本になっています。
今回入荷したレホツキーの画集は絵本で見ることの出来る彼の絵だけでなく、レホツキーの絵の仕事の全般を見ることが出来ます。絵本の仕事の延長線上にあるような絵も見られる他に、宗教的な題材の絵も多く見られます。
ドイツ語版しか出版されておらす、テキストが読めないので詳細の解説ができずに心苦しいのですが、およそ100ページ強のなかに、多くの図板が掲載されており、レホツキーの画業を楽しむことが出来ます。
当店ではとてもお薦めの作家さんなので、気になりましたらオンラインストアの方でどうぞご覧ください。
「Vom goldenen Überfluß der Welt」György Lehoczky
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