本日の新入荷商品でイエラ・マリの絵本が4冊入ってきましたのでこちらを紹介させて下さい。
入ってきたものの中では「木のうた」「りんごとちょう」と、「とおもったら」「まるいまあるい」の二冊づつがともに同じタイプの絵本と言えると思います。
「とおもったら」「まるいまあるい」はどちらも形の類似から展開していく絵本で、似た形の色々なものが連なって登場してきます。
小さなお子様から、そしてそのデザイン性の高さから大人まで楽しめる絵本ですね。
「りんごとちょう」「木のうた」は言葉がなく、自然の時間の経過、移り変わりが描かれる絵本で、その意味では知識絵本として読むことが出来ますが、やはりここでも目を引くのはその画面構成と色調の美しさです。
板橋区立美術館にて開催されたイエラ・マリ展でも、その絵本原画の美しさには驚かされました。
一概には言えないのですが、絵本作家の中には絵本自体と原画にそこまで差がない(絵本でも表現されやすい)絵を描く作家と、反対に原画を見るとその素晴らしがなお良くわかる作家がいると思うのですが、イエラ・マリは明らかに後者だとも感じました。
「木のうた」は昨日紹介しましたハッチンスの「おやすみみみずく」とも共通する展開を持つ絵本ですが、ハッチンスの絵本にはユーモアを、イエラ・マリの絵本には静かな感動を覚えます。こうした作家の違いも面白いですね。
当店では夫であるエンツォ・マリの絵本も入ってきており、こちらも明日にはオンラインストアにupできるかと思いますので、気になりましたら、どうぞご覧ください。
オンラインストアは以下リンクから
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