エルサ・ベスコフの絵本は当店でも何冊か紹介していると思うのですが、昨日幾つかベスコフの絵本がまとめて入ってきましたので一冊紹介させて頂きます。
こちらは「ロサリンドとこじか」です。
ベスコフの作品の特徴のひとつである自然の美しさを感じられ、また、以前紹介したペーテルおじさんにも通じる、お金では交換できない信頼という価値についてのお話でもあります。
ひとりの女の子が絵描きのおじさんに、自分のお話の絵を描いて欲しいと言うところからこのお話は始まります。その話しだすお話が「ロサリンドとこじか」なのです。
ひょんなことから離れ離れになってしまったロサリンドとこじかが、様々な出来事の後再び出会い、絆を確認すると言ったお話ですね。美しい自然の中での動物と少女との信頼関係がベスコフの愛らしい絵で描かれ、読むものの心をそっと暖かくしてくれます。
この絵本を持っている方は気付いたかもしれませんが、こちらの「ロサリンドとこじか」の当店在庫商品は1985年版2刷(フレーベル館)のもので、装丁デザインが少し違います。2001年にフェリシモ出版より復刊されていますがこちらも既に5年以上は版切れ状態のようです。
好みで別れるかとも思いますが、旧版のものの方がやや柔らかく温かい印象で、ベスコフの絵の可愛らしさが引き立っていると思います。
昨日まとめて入荷した中には以前紹介したペーテルおじさんや、ベスコフのベビーブックなども再入荷しておりますので、気になりましたら是非当店オンラインストアで御覧ください。
過去の紹介記事はこちらです。
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また今日の写真で写っている「F」のプレートはお友達でもある東中野の花屋、On Flowersさんに作って頂きました。ありがとうございます!今週末の出店イベントにも持って行きます。
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