こちらも先日更新したバーナデット・ワッツのドイツ語の絵本「Die Turmuhr」(日本語未翻訳)です。
ワッツの中でも初期の作風の絵柄で(この頃の絵柄のほうが個人的に好きなんです)、可愛らしいだけのイラストレーションではない、芸術的な感覚も感じられますよね。
「Die Turmuhr」と言う題は直訳では「塔時計」、日本語に訳すなら「時計台」と言ったほうが良いでしょうか。
ですがお話はそんな、大きな塔に掲げられた「時計」自体のお話ではなく、そうした公共に示された時間=塔時計(多くの人にとっての共有物としての時計)のお話ということで、つまり、朝起きてから夜眠るまでの、様々な時間の色々な場面が描かれた絵本なんですね。
朝起きて、朝食をとり身支度をして、学校へ行って、おやつを食べて、なんていう様々な子どもたちのそばの時間が、ワッツの美しい絵で描かれています。
本の内容とは関係がないのですが、個人的にちょっと気になったのが、そんな色々な場面の中で、この絵本の表紙にもなっている、本屋の前を通っている場面です。その本屋のショーウィンドウには幾つかの絵本が飾られているんですが、その絵本たち(6冊)はよく見ると見覚えがあるんですよね…。
もし絵本好きで自信がある方はちょっと画像を見て、その5冊のタイトルを当てるのを挑戦してみて下さい。オンラインストアの方では大きな表紙画像も見れますので。
私は4冊はわかると思うのですが、残りの2冊がちょっとわからないですね。見たことがある気がするのですが…。もしわかる絵本好きの方がいましたら…教えて下さいね。
ちなみに私がわかったショーウィンドウの4冊は以下です。
これから挑戦しようとする人はここから下は後で見てくださいね。
ワッツの「KIKERI」、ベルジュイスの「男の子とおおきなさかな」、ヤーノシュ「おばけリンゴ」、Stepan Zavrel「Salz ist mehr als Gold」ですかね。あと2冊も見たことある気がすごくするのですが、どの絵本かすぐにはわからなかったです。。
話が脱線してしまいましたが、美しく楽しい絵本で、オススメですよ。
当店のバーナデット・ワッツの絵本はこちらです。
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