この絵本はフランス絵本の世界展でも、そのチラシなどのトップのビジュアルイメージに使われていたので印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
展覧会でも大きく扱われていた作家の一人、ナタリー・パランの「RIBAMBELLES」です。
ナタリー・パランはペール・カストールシリーズの中でも代表的な作家のひとりですが、日本語に翻訳されている本が殆どないのは、そのシリーズの初期には物語絵本よりも、この絵本のように子どもが遊べる絵本を中心に作っていたからでしょうか。
紙を折ってハサミで切り、左右対称の絵を作って遊ぶ、工作遊びの絵本ですね。類似の絵本/本は幾らでもありそうですが、ナタリー・パランによって生み出される、見本として提示されるその絵柄は他ではまず見られないセンスの良さで、流石の一言ですね。読んで眺めて、作って、また飾っても楽しめる、そんな絵本です。
個人的には誕生日の紙の飾り付けや、クリスマスの手作りオーナメントのひとつとして、お子さんと一緒に作るのが楽しそうですね!
ただパランの見本がとてもセンスが良く可愛らしいので、大人だけでも、同様に作るだけでも絶対に楽しめると思いますよ。
当店のオンラインストアには、1942年版(初版は1932年)のもの(付録の色紙は欠品)をupしておりますが、1940年版(付録の色紙付き、ただし背表紙部分に大きな破れ)の在庫もオンラインストアに上げてはいないのですが、ございます。お値段は同じですので1940年版をご希望の方はお気軽に仰って下さい。
ちなみに印刷はリトグラフです。
この絵本はお値段も庭園美術館の時よりもかなり下げさせて頂きましたので、ぜひご覧ください。
当店のフランス絵本はこちらです。
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