こちらはAli Mitgutsch(アリ・ミットグッチ)の「Hier in den Bergen」と言う絵本です。
作者のミットグッチはドイツの絵本作家/イラストレーターで、この絵本のような字のない絵本のシリーズでとても良く知られています。
日本では本屋さんよりも、輸入おもちゃ屋さんなどで見掛けることも多く、見たことがある方も多いではないでしょうか。
ボードブックタイプ(1ページ1ページが厚紙で作られている本のことです)で、大きな判型の本書を手に取ると、たしかに「本」という領域を超えて「おもちゃ」として楽しめるものにも見えてくるので納得ですね。
こちら「Hier in den Bergen」はシリーズの中の、山の中の風景でまとめられた一冊です。ピクニックを楽しむ子どもたち、水遊びをして、山登りをして、スキーをして、牧場で遊んで、そんなそれぞれの絵の中にも色々なことをして居る色々な人々が居て、子供の頃には、こうした俯瞰的な絵本をとても楽しく読んでいた記憶があります。
読む度に新しい発見があり、自分の中でもそんな小さな人々にそれぞれ物語を考えてみることを楽しんで、とても大好きな絵本のタイプのひとつでした。
このシリーズでは他にも「街」や「海」だったりのものなど色々と出ているようですね。
読み聞かせなども含めた「本を読む/お話を聴く」と言うこととはまた違いますけれど、子どものための喜びとなる、楽しい絵本だと思います。
ところで、どの雑誌で見たかもう忘れてしまったのですが、最近雑誌で(PenかBRUTUSだったと思います…)このAli Mitgutschの大きい半径の絵本(当店在庫商品はA4の一回り大きいほどのサイズですが、全紙サイズほどのとても大きなサイズでもこの絵本は出ています)を部屋の片隅に立てかけて絵のように飾っているご自宅があって、とてもオシャレでした。
普通の本の楽しみ方とはまた違った楽しみ方が色々と出来る、お薦めの一冊です!
当店在庫はこちらです。
「Hier in den Bergen」Ali Mitgutsch
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