昨日に引き続いて本日もベルリン・コレクションを数冊更新しました。
今日更新分の中にはこのシリーズに付録として付いていた「ミュンヘン一枚絵」もございます。こちらもバラで見ることができるは珍しいのではないでしょうか。
このミュンヘン一枚絵については、以前ハンス・フィッシャーの「メルヘンビルダー」を紹介した際にも書かせて頂きました。
一枚絵というのは、古くからある庶民のための新聞のようなもので、読み書きが自由でない人々に愛され、キリスト教の教えや、通俗的な知識、世界の不思議や珍しい話を民衆に広めました。この一枚絵を芸術の域にまで高めたのが19世紀中頃に出版された所謂「ミュンヘン一枚絵」です。
一枚の美しい絵の中に物語が詰め込まれ、それは後のアニメや漫画の源流ともなったとも言われています。
このベルリン・コレクションの「ミュンヘン一枚絵」はどれも1850年代のもので
、題材はグリム童話の「長靴をはいた猫」「みつけ鳥」「ラプンツェル」「つぐみひげの王さま」「兄と妹」の5枚が入っています。
縦45cm横34cm程の大きなものですので、額装して楽しんでも良いですし、高価なものではございませんので気軽にマスキングテープなどで壁に飾って楽しむのも
良いかと思います。
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