横浜は今晩は少し雨が降りそうで、そうしたら気温も少しは落ち着くのでしょうか。
季節が変わるときに、自分がもっと美しい言葉を持っていたならより深く、その季節を感じることが出来るのに。
大人になると、言葉の自由さよりも、不自由さを多く感じてしまいます。
娘は先日二歳になって、ここのところ話す言葉がどんどん増えてきて、言いたいことが段々と言えるようになって、きっと楽しいのだと思います。
目に入るものの名前や、したいことやしてほしいことも言えるようになってくる。
子どもを見ていると目をひらかされることばかりですけれど、絵本を読んでいても同じように、子どもがきっと感じているだろう自由に、触れられるときがある気がします。
「Sparkle and Spin」/「ことば」
アン・ランド&ポール・ランド
20世紀アメリカのデザイン界を代表する一人、ポール・ランド。そしてそのパートナーで、幾つもの素晴らしい絵本のお話も手掛けたアン・ランド。
この二人でつくった絵本はどれも素晴らしいのですが、この「ことば」の原書版「Sparkle and Spin」の初版本1957年の初版が先日入荷致しております。
日本語版は長田弘さんの訳ですね。
こどもの側に寄り添った目線で、ことばについて優しく語りかけてくれる絵本です。
ことばをつかって出来ること、出来ていることを、改めて示してくれます。
大人になると、出来ないということばかりに目が行ってしまう気がしますけれど、出来ないことよりも、出来ることに目を向けさせてくれる、そんな素敵な絵本なんです。
この原書版初版本は日本語版と比べると、色がハッキリ出ていて凄くシャープな印象ですね。美しい印刷を楽しめます。
オンラインストアでは原書版と日本語版を一緒に並べているので、どうぞご覧下さい。
当店のポール・ランドの絵本はこちらです。
アン・ランドの絵本はこちらです。
0コメント