こちらの絵本はレンナルト・ヘルシングとイブ・スパング・オルセンによる絵本「トンチンカンばあさん」です。
スウェーデンの作家であるヘルシングによるマザーグースのようなナンセンス詩に、デンマークの絵本作家/グラフィックアーティストのオルセンによる愉快な絵が描かれています。
歌うような文章で、おばあさんと飼い犬のトンチンカンなやりとりが繰り返され、、、何故か最後にはおばあさんは踊りながら月の浮かぶ夜空へ飛び立ってしまいます(!?)
口に出すと気持ちの良い文章のリズム、ナンセンスな言葉の組み合わせ、そしてそれにつけられる絵の面白さがあるので、小さなお子さまから楽しめますし、子どもの本のノーベル賞友いわれている「国際アンデルセン賞」受賞作家でもあるオルセンの絵は色彩、画面構成、踊るような線の美しさ、どれも素晴らしく、大人の絵本好きの方にもとてもお薦めです。
二人とも何冊も日本語に翻訳されている作品がありますが(「つきのぼうや」「かぼちゃひこうせんぷっくらこ」など)既にご存知のかたは勿論、まだ未見の方も、この絵本でそれぞれの作家を気に入ってもらえる入り口になれるような優れた作品だと思います。
当店在庫はこちらです「トンチンカンばあさん」
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