こちらの絵本「むかしむかし」は谷川俊太郎さんの詩に片山健さんが絵をつけた絵本です。
むかしむかしぼくがいた
すっぱだかでめをきょろきょろさせていた
いまのかぜとおなじかぜが くさのうえをさあっとふいてきた
おもちゃはなかったけれどあそんだ
ほんはなかったけれどかんがえた
おなかにあるおへそがふしぎで いつもさわりながらねむった
すこし抜き出してみたのですが、谷川さんのスケールの大きな詩に、全て見開きに描かれた、片山さんの生き生きとした絵が描かれています。
生命や時間の不思議を感じる、まるで宇宙的な絵本。佐野洋子さんの大名作絵本「100万回生きたねこ」に比肩するほどの力強さを持った絵本だと個人的には思っています。
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