ウィルとニコラス、William LipkindとNicolas Mordvinoffによるこのユニット。二人で子ども向けの本を幾つも制作し、1952年には「Finders Keepers (みつけたものとさわったもの)」でコールデコット賞も受賞しております。
ちなみにこの年のコールデコット賞次点(オナー賞)はマーシャ・ブラウン、マリー・ホール・エッツ、マーガレット・ブロイ・グレアム、ウィリアム・ペネ・デュボワなどの錚々たる面々ですね。
ウィルとニコラスの絵本は日本でも幾つか翻訳されておりますが、その中の一冊「ふたりのあか毛」の続編の絵本がこの「RUSSET and THE TWO REDS」(未翻訳)です。
赤毛の男の子と赤毛の猫の二人のお話だったところから、今回は赤毛の女の子も加わっての、街の中でのちょっとした冒険譚。
「赤」と言う色がキーワードになっているこの絵本。そのイラストレーションの楽しさのひとつはやはり色使いですね。
赤、黄色、黒、三色のみの印刷ながらもリズムがあり、そして何より印刷も良いですね。
当店在庫品は図書館の除籍本ではございますが、1962年の初版本です。
この二人の絵本が好きな方も、まだ見たことがない方も、きっと好きになっていただける一冊だと思います。
ぜひオンラインストアの方でも御覧ください。
ウィルとニコラスの絵本はこちらです。
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