国際アンデルセン賞の審査委員なども務めていた、アメリカの児童文学作家そして司書でもある、バージニア・ハビランドが編集をした子どものための本のシリーズ「Favorite Fairy Tales」
これは、世界の様々な国のむかし話を、当時の一流の絵本作家たちがそれぞれ挿絵を描き、子どものための美しい本に仕上げたシリーズ(全16冊)です。
只今当店に在庫しているロジャー・デュボアザン(フランスを担当)、ベッティーナ(イングランド)、エイドリアン・アダムス(スコットランド)などの他に、フェリクス・ホフマン、バーバラ・クーニー、ブレア・レント、などなど、他にも著名な絵本作家が勢揃いしているシリーズです。
本日はこのデュボアザンが担当したフランスのむかし話の日本語版も入荷しております。
フランスのむかし話ではペロー童話をはじめに、有名なお話が5つ収録されております。日本語で読めるのは嬉しいのですが、この本のアメリカ原書版と日本版とでは印刷の質がかなり違っていますね。
日本語版は網点の見られるオフセット印刷なのですが、アメリカ原書版はリトグラフなのでしょうか?インキのぬらぬらした湿った感じもあり、とても鮮やかです。
アメリカ原書版がどれも印刷が良いかと言うとそうでもなく、このデュボアザンのものは飛び抜けて良いですね。このシリーズの一冊目(1959年)、ということもあったのかもしれません。
是非この美しい印刷で、デュボアザンの絵を見ていただきたいです。
どうぞオンラインストアの方でもご覧ください。
「Favorite Fairy Tales」のシリーズはこちらです。
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