梅雨入りしてからも、そこそこ天気が良かったりもしていましたが、今日はもうすっかりと雨ですね。
雨の季節、絵本も良い絵本がたくさんありますね。
それぞれの季節に、それぞれの季節の絵本を読むのは、自分たちがその季節に馴染んでいくための作業のような気もます。
子どもを連れて、なかなか外に出て遊びに行けないので、雨の絵本を子どもと読んで、お家で過ごす時間も楽しいです。
「あまがえるのかくれんぼ」舘野鴻 作 かわしまはるこ 絵
こちらは古書ではなく、昨年発売された新品の絵本です。
小さな生き物たち、あまがえるの視線に寄り添いながら、科学的な正確さと、ファンタジー/フィクションの世界が調和した、楽しく、そして優しい絵本です。
読者はあまがえるたちと一緒に遊びながら、ちょっとした冒険もして、そしてあまがえるたちのことも、よりよく知ることが出来ます。
この作品を語るときに、一番引き合いに出されるのはきっとビアトリクス・ポターなのではないでしょうか?
小さな生き物たちへの愛情をもった視線と、そして観察が、一つの作品へと昇華されています。
この絵本は、最初は私家版だったものが、書店員、そしてこの絵本を目にした読者の署名運動により出版社から刊行/一般発売されたと言う、そんな経緯がある絵本なのだそう。
そんな話も納得できる、美しさと強さを持った絵本ですね。
この時期の、お子さんとの読書、読み聞かせにはぴったりの一冊です・
オンラインストアでは当店のポターの絵本とも一緒に並べております。
ぜひあわせてご覧ください。
「あまがえるのかくれんぼ」たてのひろし かわしまはるこ
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