「ARTHUR RACKHAM'S BOOK OF PICTURES」Arthur Rackham

本日更新した、アーサー・ラッカムの本の1ページ。

ラッカムが現代の、というより、ファンタジーではないタイプの絵を描いているのを見ると、なんだかハッとしてしまいます。

なんでしょう、空想が現実の世界に入ってきたかのような。あの思い描いていた空想は、空想ではなく、現実だったんだ。大袈裟に言うと、そんな風に感じるのかも知れません。

リアリズムとファンタジーの不思議な融合。

それは例えば、ナンシー・エコーム・バーカートの絵にも、とても感じることが出来ます。こうしたタイプのラッカムの絵を見ると、バーカートはラッカムから多大な影響を受けていたんだなあと思わされますね。

この本「ARTHUR RACKHAM’S BOOK OF PICTURES」はこの本単独で、お話がある絵本/挿絵本なのではなくて、ラッカムが雑誌などに描いたイラストなどを集めた作品集で、なのでこうした現実の風景のスケッチの絵も入っているんですね。

こうしたタイプの絵は3枚入っていて、この「marjorie and margaret」(この絵のタイトルです)と「On the Beach」、そして「The Broad Walk(ロンドンのケンジントン・ガーデンズの風景です)」です。

ラッカムの絵といえば、ピーター・パンという方もいるでしょうか。

ピーターパンの舞台にもなっているケンジントンガーデンズ。そのケンジントンガーデンズのラッカムによるスケッチ、と言う部分ではとても興味深く見る事ができます。

もちろん本書には、多くの人が持っているであろう、ラッカムらしい幻想的なイメージの絵も多く入っています。

ぜひオンラインストアの方でも御覧ください。


当店のアーサー・ラッカムの絵本はこちらです。

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