「DANIEL, THE PAINTER」Erich Gurtzig

世相と全く関係のない話なのですが、うちの娘もお絵描きが好きです。

お絵かき用の紙が入っている箱を持ってきて、紙出して〜って良くせがんできます。子どもはなんであんなに絵を描くのが好きなんでしょう。

絵を描くことを題材にした絵本は色々とありますけれど、そんな中でもこちらの絵本は大人でも楽しめるような、デザイン性の高いイラストレーションで、幅広い年代の方に喜んで頂ける絵本だと思います。



「DANIEL, THE PAINTER」Erich Gurtzig


絵を描くことが大好きな男の子、ダニエルのお話です。

ダニエルは色々な絵を描いて、周りの大人達にその絵をプレゼントしていました。もちろん大人たちも皆、ダニエルの絵が好きなのでした。ダニエルはそのことを誇りに思っていました。

ところがある日、ダニエルは真っ白な紙に絵を描くことを退屈に感じてしまいます。そこで、見つけた妹の書き方帳に大きな羊を描きこみ、ついで部屋の壁にも大きく絵を描いてしまうのです。

すぐに母親に見つかりダニエルは叱られ、絵筆を取り上げられてしまいます。

ダニエルは暫く考えた後に、隠していた色鉛筆を取り出し、町へと出ていくのですが…。

絵を描くことが大好きな男の子が「人を喜ばせる」絵を描くことの楽しさを知るまでの、楽しいお話です。

ドイツのイラストレーター/絵本作家Erich Gurtzigの描く絵は、このダニエルが絵を描くことの喜びを体現するかのような、鮮やかな色彩と線の動きで、読者を絵の喜びの中へと連れて行ってくれます。

カラフルな雨が振り、人々の服はそれぞれ花咲いているかのようです。

似たテイストの作家は例えばミロスラフ・サセックや、ヴェルナー・クレムケなどでしょうか。この辺りの作家が好きな方にはオススメです。

是非当店オンラインストアの方でも御覧ください。


DANIEL, THE PAINTER」Erich Gurtzig

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