とても好きな絵本作家、ジャクリーヌ・デュエームが絵を描いた「Balades」を先日オンラインストアに更新しました。
この本はジャック・プレヴェールの詩にデュエームが挿絵を描いた本ですね。この二人のコンビでは様々な作品が生み出されているのですがこの「balades」にはそんな二人の作品がまとめて掲載されているんです。
単独で絵本として出版されているものなどがまとまっているので、とてもお得な絵本になっています。
収録されている中の作品は当店でも扱いのある絵本もたくさん入っています。
「Page d'ecriture」
「En sortant de l'ecole」
「Au hasard des oiseaux et autres poemes」
などなど。
総ページ数140ページの中で、プレヴェールとデュエームの作品が数多く楽しめます。
自分がデュエームの作品が好きなのは、そこにいつも紛れもない無垢、純粋さがあると感じるからなのです。
それは時に恐ろしくも見えたりするのですけれど、そうした無垢から随分と遠く離れてしまった大人のわたしたちには、時折、その無垢を見つめる必要があると思うのです。
それは美しいものを見ることに似ていて、自分を或る場所までいつも引き戻してくれます。
美しいものを見ることの意味の一つには、そこにはいつもある美しさの音が鳴っているからだと思います。千々に乱れた心をもう一度調律し直すために、その440Hzを聴くのです。
デュエームの絵を見る度に、ああ、ここにはいつまでも変わらない確かなものがある、とそう感じます。
ジャクリーヌ・デュエームの絵本は当店には幾つもございますので(店頭にはオンラインストアにまだ上げていないものもたくさんあります)ぜひオンラインストアの方でもご覧ください。
当店のジャクリーヌ・デュエームの本はこちらです。
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