「La Fête chez les Animaux」 Jiri Havel Karel Franta

夢の中へ、それもとびきり優しく、楽しい、子どもの頃の夢の中へと連れて行ってくれる。

そんな、チェコの絵本作家のカレル・フランタの作品は当店でも、もう定番の作家の一人かもしれません。

こちらはフランス語版の絵本「La Fate chez les Animaux」

Jiri Havelの書いた、動物たちを題材にした詩にフランタが挿絵を描き、可愛らしい一冊に仕上げています。

見返しの猫の絵が、もうとても可愛いです。

表紙を開いてすぐにもう、この絵本のことを好きになってしまいます。

扉ページの挿絵では、ライオンの親子が一緒に本を読んでいて、その足もとではネズミが二匹そのお話を聞いているようです。

フランタの描く世界にはいつも優しさが溢れています。

正しさよりもまず優しさがそこにはあります。

自分は厳しく美しい絵本も好きですけれど、手許にいつも置いておきたいと思うのは、優しい絵本である気がします。

表紙の絵は「思いがけない旅行」と言う、この絵本の中の一篇の詩の挿絵です。

拙訳ですが、引用させて頂きます。


ゆうえんちで

子どものゾウが ふうせんをいつつ かったんだ

どれもきれいな 色した ふうせん

だけどね びっくりしたよ

おかあさんが みつけるまえに 子どものゾウは

空へと ふわり とんでった


ぜひオンラインストアの方でもご覧ください。


当店のカレル・フランタの絵本はこちらです。

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