宇宙の話、と言うと最新の科学の話題なのかな、と思ってしまうかもしれませんが、星空は、はるか昔から人々の頭上にあり、人間はそれらをずっと見上げて様々な物語を編んだのでした。
「ASTRONOMIA」
これは昨年のポーランド買い付けの際に買ってきた本の一つで、出店の際には時折持っていったりしていたのですが、昨日オンラインストアにようやくUPした本です。
宇宙/天文学についての学習絵本なのですけれど、最新の科学と言う感じではなく、宇宙と人間、その関わりの歴史について思いを馳せるような、不思議で素敵な絵本です。
ポーランド語の読めない自分がそう感じるのは、この本のグラフィックデザインによるものなんです。
写真と古典作品とイラストの組み合わせで、愉快で楽しい絵本になっているのです。
イラスト/グラフィックデザインを手掛けているのは、ポーランドの絵本作家/漫画家、Bohdan Butenko(ボフダン・ブテンコ)です。
すぐにはピンとこないかもしれませんが、日本でも多くの人に読まれている絵本「しずくのぼうけん」の作者です。
この力の抜けた楽しいイラストを見れば、ああ!と思って頂けるのではないでしょうか。
先程も書いたように、この絵本ではブテンコのゆるいイラストと、クラシックな挿絵のコラージュ、そして写真の組み合わせが、独特の感触を生み出しているのです。
デザイン性がとても高いので、絵本好きの方だけでなく、グラフィックデザイン関係の方にも是非見て頂きたい絵本ですね。
日本ではまずお目にかかることがない本かと思いますので、オンラインストアの方でもぜひご覧ください。
当店のポーランドの絵本はこちらです。
0コメント