当店のお客様の中でも好きな人が多いという印象があるカレル・フランタの、こちらはドイツ語版の一冊です。
チェコ出身の絵本作家ですが、ドイツやフランスの作家とも絵本を制作しているので、チェコ語以外の絵本もしばしば見ることがありますね。人気がある、と言う理由だけではなく、自国のアーティスト以外とも多くの活動をしたのは彼自信が国際的な感覚を持った人だったのでしょうか。
こちらはドイツ語版なのですけれど、お話を書いているのはフランスの作家Isabelle Bodinです。
ハリネズミが主人公のお話で、ちょっと変わったお話ですね。
このハリネズミはなんと、針のついた服を着てハリネズミをやっているんです…。けれどある朝、目を覚ましてみるといつもの針のついた上着がなくなっているのでした。
途方に暮れたハリネズミでしたが、大切な上着を探しに、森へと出ていくのでした。
この絵本でも、カレル・フランタの可愛らしくも、どこか幻想的な雰囲気を持つイラストを見ることが出来ます。やはりそういった雰囲気を強く感じられる、夜の風景はとても素晴らしく美しいです。
以前カレル・フランタ絵本を紹介した時に「夢見るような絵を描く」と紹介したと思うのですけれど、その魅力はこの絵本でも充分に感じることが出来ます。
当店のカレル・フランタの絵本はこちらです。
0コメント