「めしもり山のまねっこ木」椎名誠 文 及川賢治 絵 Shiina Makoto Oikawa Kenji

こちらの絵本「めしもり山のまねっこ木」はあとがきでも触れられているように、お話を書いている椎名誠さんの実体験をもとにして書かれたお話だそうです。

絵は100%orangeの及川賢治さん、山と木が中心の絵本とあって、その緑色の使い方が目を引く絵本でもあります。

みんなでまねっこ木の裏側にあるめしもり山までピクニック。辿り着いたあとは皆が順番にまねっこ木の前に立ちます。するとまねっこ木はねずみ花火や消防車、ロケットの形になるのですが最後には大蛇の姿になって、皆を追いかけだして、、、

リズムの良い語り口と、跳びはねるような想像力が爆発する不思議な展開の連続。後半の大蛇に追いかけられるシーンは、怖いはずなのに全然怖くならずに、皆で一緒に逃げる楽しさのようなものまで感じられるのはその語り口と、絵を描いている及川賢治さんの絵の魅力があってのことなんだと思います。

とても楽しい絵本で、何度も何度も繰り返し読みたくなる、そして言葉のリズムが気持ちいいので読み聞かせにもぴったりの絵本です。

写真に写っているミモザは昨日のイベントの後にRoofさんから頂きました。ありがとうございます。

当店在庫はこちらから「めしもり山のまねっこ木

0コメント

  • 1000 / 1000