「BEAR CIRCUS」William Pène du Bois

コアラとカンガルーの微笑ましい友情が描かれるこちらの絵本はWilliam Pene du Boisによる「BEAR CIRCUS」です。

あるユーカリの林にコアラたちが幸せに暮らしていました。しかしある日、イナゴの大群が押し寄せて自体は一変。ユーカリの林は消え失せてコアラたちは新しい生活の場所を探しに行かなければならないことに。歩くのが遅いコアラたちが困っていると友達のカンガルーたちが現れて、助けてくれます。

空ではイナゴの大群は続けてあるサーカス団の飛行機を襲い、飛行機が墜落してしまいます。団員たちはその曲芸で上手く脱出したものの、サーカスの道具はバラバラと落ちてしまいます。ちょうどそこにはユーカリの林があったので、コアラたちはそこに住みながらサーカス小屋を建て、そのサーカスでカンガルーたちに恩返しをしようとするのですが、、、。

作者のウィリアム・ペン・デュボワは8歳の時にフランスに渡り、1年に30回もサーカスに通ったこともあるそうです。この経験がこの作品には反映されているのでしょうか。この「BEAR CIRCUS」は1971年のニューヨーク・タイムズのベスト10絵本にも選ばれています。

何をするのもゆっくりなコアラたちには、思わず笑ってしまいますし、いつでもそのコアラを助けてくれるカンガルーの友情には優しい気持ちになれる一冊です。

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