次回の展示のお知らせです。8月27日(木)から 9月15日(火)まで、森友紀恵日本画展「物語の鳥たち」を開催いたします。アンデルセン、北原白秋、オスカー・ワイルド...古今東西様々な書物に登場し語り継がれてきた鳥たち。翼に乗って運ばれてきた物語を、日本画家・森友紀恵さんが和紙の上に紡ぎ出しました。ぜひご覧ください。
森友紀恵日本画展「物語の鳥たち」
2026.8.27(木)~9.15(火)
12:00-18:00(最終日は16:00まで)
水曜定休
一説によると私たち人間が感じる時間と鳥達が感じる時間では速さの感覚が異なるそうです。同じ「時」に生きて違う「時」に生きる私たち。
鳥達にはどんな物語が見えるのでしょう。
古今東西童話や昔話、文学作品には、さまざまな鳥たちが登場します。
誰かを遠くへ連れていくツバメ、夜空の星となるよだか、静かに歌うナイチンゲール、物語の行く末を見つめる小さな鳥などなど。
本展では、アンデルセンやグリム、宮沢賢治、オスカー・ワイルドなどの物語を手がかりに、そこに登場する鳥たちを私なりに構成し、日本画材を用いて表現しています。物語の一場面をそのまま描くのではなく、原典に触れ、想像を重ねるなかで生まれた「もうひとつの情景」を一枚の画面に置いてみました。
鳥たちは、物語のなかで誰かを導いたり、寄り添ったり、ときには運命を変える存在でもあります。一方で、鳥の姿や羽音、植物の揺らぎといった小さなものから、物語とはまた別の世界を想像することもできます。
物語から生まれた鳥たちが、絵のなかで静かに羽ばたき、いつか誰かの新しい物語へとつながっていくことを願っています。
Plofile
森 友紀恵
日本画家。1988年愛知県生まれ。
2020年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画領域修了、博士号(美術)取得。現在、日本美術院 院友。
植物や鳥など身近な自然を題材に、岩絵具の複雑な質感や淡い色彩、削り出しなどの技法を用いて制作しています。葉陰に差し込む光や、水草の間をたゆたう小さな生きものの姿など、自然の中にある静かな時間や気配を描き、見る人の記憶や感覚にそっと触れるような作品を目指しています。
0コメント