少し前にこのKlaus WinterとHelmut Bischoffの絵本は、「Die glücklichen Eulen」という作品を紹介しましたが、本日は、この二人によるまた違う作品が入ってきております。
こちらは英語版の絵本で「THE KING AND THE PARROT and Otner Fables」です。
以前紹介したときには、Helmut Bischoffのみで絵を描いているかのような書き方をしてしまっていたのですが、この二人はWinterとBischoffの二人でともに絵を描いているようです。失礼致しました。
木版画の、素朴ですけれどその色使いによって洗練された印象を受けるその絵は、何処か民芸品のような印象を受けますね。フォークアートを受け継ぐ現代のデザイナーの絵本、とでも言ったような。
二人はドイツ、オッフェンバッハ・アム・マインで活動した画家/イラストレーターで、ともに50年代から広告の仕事、子どものための絵本作品などを一緒に制作したようです。
この絵本は全部で七つのお話が入っていて、そのどれにも、大きな見開きのカラーの挿絵をこの二人が描いています。
お話は時代も国も、それぞれに異なった古いお話たちです。
チベットの伝説、イソップ寓話、レッシング、ハンス・ザックスなどなど。
日本ではあまり知られていない作家ではありますけれど、フォーク・アートや民芸品、はたまた北欧デザインなどを好む方などにもオススメできる、素晴らしい一冊です。
Klaus WinterとHelmut Bischoffによる本の当店在庫はこちらです。
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